好きなものってみんな違う。
絵が好きな人、音楽が好きな人…
今回は、自分の好きなものを見つけた女の子のお話を紹介します。
彼女が見つけたのは…数学でした。
すうがくでせかいをみるの
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 42ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 6歳 |
ISBNコード:9784593101115
どんな本?
女の子の家族には、みんな好きなものがある。
パパは絵。
ママは昆虫研究。
お兄ちゃんは音楽。
女の子も色々試したけれど、どれもピンとこなくて…
でも、1つだけこれだ!というものが。
それが、数学。
ものの形、数を分ける、同心円や放物線…
数や形を見つけて、色々考える楽しさ。
数学は毎日使える。
自分の好きなものを見つけた女の子が、生き生きと世界を楽しむ様子が描かれた作品。
最後に出てくる女の子手書きの数学ノートも必見です。
感想
数学大好きな女の子のお話ですが、本文中に難しいお話はほぼありません。
同心円や放物線、集合については最後の数学ノートにまとめられているので本文とは別に楽しめます。
我が家は5歳娘と読みましたが、同心円、放物線、多角形などは数学ノートを噛み砕いて読んだだけでわかってくれました。
それくらい分かりやすく書かれています。
手書き風に描かれているのですが、間違えてゴチャゴチャっと描かれた線や可愛らしい絵がたくさん出てくるので、本当に誰かのノートを見ているような気分で楽しめました。
娘は数学ノートの部分も含めて気に入って何度も読み聞かせにこの本を選びます。
出版社では対象年齢を小1、小2〜としていますが、自分の好きなものを見つけてそれを通して毎日を楽しむ女の子の姿はどの年代でも刺激になると思うので、算数好きさんもそうでない方もぜひ楽しんでみてください。
意識していませんでしたが、確かに私たちの毎日に数学は登場していますよね。
子供たちが自分の好きなものを見つけ、こんなふうに世界を楽しんでくれたらいいなと思いました。