お金。
パパママが当たり前に使っているけれど、お金って一体なんだろう。
子供たちにとって漠然としている「お金」について、身近な絵本で考えてみませんか?
多くのパパママから絶賛の嵐、図書館でも予約数か月待ちの大人気絵本をご紹介します。
100円たんけん
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 6歳 |
ISBNコード:9784774324906
どんな本?
お母さんとコンビニに行った男の子。
お菓子を買ってとねだったら、「100円までならいいよ」と言われます。
好きなお菓子を選んで持っていくと、「これだと100円超えちゃう」って…。
男の子は仕方なくチョコを戻します。
100円って、どのくらい?
そのままお母さんに付き合って100円ショップに行く男の子。
あれもこれも、ぜーんぶ100円!
全然違うのに、同じ値段。
そしてみんな、考えて物を買っている。
100円って、なんだ?
お金に対して興味を持った男の子は、お母さんと100円を持って商店街を探検することにします。
この100円で、どんなものが買えるんだろう?
読みながら、物の価値を知ることのできる絵本です。
親御さんからとても評判の良いこの作品。
お金や買い物に興味がわいた子供にぴったりの絵本です。
感想
この絵本、「漢字あり」と記載しましたが文中に出てくる漢字は「円」だけです。
ルビがふってあるので、幼稚園児さんでも安心。
100円で何が買えるか調査しに行くというのはタイトルから想像がつきましたが、ただお買い物して終わりという内容ではありませんでした。
まずは物々交換から始まった…というお金の歴史、
100円で牛肉は少ししか買えないが豚肉はたくさん買える…という物の価値、
思った以上に深い内容でお金について改めて考えさせられました。
幼稚園児の娘は、いつもお買い物についてきてくれますが自分でお金を出して買う経験をしたことがありません。
ほとんどカード払いなこともありまだこの絵本の現実味がないようですが、自分でお金を持ったり買ったりしている子供だとぐっとリアルに感じることのできる絵本だと思います。
絵本に出てくる「牛肉だとこれっぽっちだけど、豚肉ならこんなに買える!」や、「ホールケーキは買えないけど薄いカットケーキなら100円で買えた!」という部分、これから何十年後になるともしかして物の価値が変わってお話が変わってくるかもしれないなぁと思うと、この絵本は今こそ読むべきだなと思いました。