みんなのヒーロー、ウルトラマン。
でも、ウルトラマンだって悩みながら戦っている。
失敗しながら戦っている。
子供たちにとってのヒーローであるお父さんを、ウルトラマンとして描いた子育て絵本をご紹介します。
おとうさんはウルトラマン おとうさんの休日
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビなし) |
ページ数 | 41ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784052011061
どんな本?
ウルトラマン世代のお父さんに贈る、お父さん賛歌の絵本。
シリーズ第3弾では、休日のお父さんが描かれています。
1冊の本の中に
・おとうさんのこえ
・おとうさんのごはん
・おとうさんのおてほん
・やすみのひのおとうさん
・おとうさんとてをつないで
・おとうさんのしゃしん
・おとうさんはつらいよ
・おとうさんはおもっている
と8つのエピソードが入っています。
どれもこれも、お父さんが子供と過ごす休日のお話。
蝉取りに行ったり、ハンバーグを作ってくれたり、ごろごろしたり、特別な場所に連れて行ってくれたり…
失敗しちゃうお父さんの姿も描かれているところが親近感の秘密。
お父さんからの共感はもちろん、これを読むとお母さんもお父さんの素敵な一面に気付くのではないでしょうか。
子供にとってお父さんは強くて優しいヒーロー。
でも、その裏にはお父さんの失敗や努力がたくさんあるのだと教えてくれる作品です。
感想
父の日の時期に、第1作目『おとうさんはウルトラマン』を読みました。
「お父さん賛歌」と言われているように、どちらかというと大人に向けて共感を誘う内容で娘には伝わらない部分も多かったかな?と思ったのですが、今回図書館で娘が自らこの絵本を読みたがりました。
ウルトラマンを知らない娘ですが、1人のお父さんのお話として楽しんでいる様子。
怪獣と戦う強いウルトラマンを知っているお子様やお父様ならもっと感情移入できるかもしれません。
1作目は父親目線のエピソードが多かった印象ですが、今回は子供目線のエピソードが多く娘も「あるある!」と感じられたよう。
前に読んだ時より娘が成長したというのもあるかもしれません。
お父さんの共感はもちろん、これを読んで私は「そうだったね、ちゃんと子供のことを思ってくれてるんだもんね。」と夫に対して優しい気持ちになれました。
「子供に幸せになってほしい」と思っているのは、お父さんも一緒ですよね。