秋になると、一気に街中がハロウィンらしくなりますね。
そんな時期に読みたい、可愛い犬の絵本をご紹介します。
ハロウィンの本場、ニューヨークで生まれた作品です。
ハロウィンナー
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784900656284
どんな本?
あるところに、オスカーというダックスフントがいました。
脚が短く、胴の長い見た目からみんなに「ウインナー!」と呼ばれていますが、オスカーはそれが嫌でした。
でも、今日は楽しいハロウィンの日!
オスカーは、お菓子をくれなきゃいたずらするぞと色んな家に行くのを楽しみにしていました。
学校が終わり、家に帰ったオスカーにお母さんが衣装を見せてくれました。
それがなんと…ホットドッグ!
夜になって集まると、案の定みんなに茶化されるオスカー。
うまく走れずみんなに追いて行かれ、楽しみだったお菓子も残っていません。
しかしそのハロウィンの帰り道、墓地からとんでもない怪物が!
驚いたみんなは助けを求めます。
そこに駆け付けたのは…?
作者は、アメリカの図書館で子供たちに最も借りられている絵本として人気の『どらゴンシリーズ』を描くデーヴ・ピルキーさん。
ポップではっきりしたイラストが魅力の絵本です。
感想
娘がイラストを気に入って離さなかった絵本です。
色遣いや背景も海外らしく、ハロウィンの雰囲気が溢れています。
4歳娘が一人読みできるくらいの文章量で、知らない単語は「はかば」くらい。
読み聞かせにもちょうど良い長さでした。
イラストは太めの枠線で描かれているのではっきりしていて、子供ウケが良さそう。
途中、月の光に照らされて怪物が透けるイラストがあるのですがそれが本当に透けているように見えて、色の使い方ってすごいと驚きました。
主人公のオスカーが「ウインナー」とみんなに茶化されて、あることをきっかけに一目置かれる存在になるのですがそこまでの茶化される感じが気になる方はいると思います。
私も、最後になってみんな調子いいなぁ、と思ってしまった一人。
でも当の娘はその辺を気にせず「ハロウィンの絵本!絵が可愛い!」と楽しんでいます。
オスカーが茶化されることを嫌がっているのは文章にも書いてあるので、「自分も、茶化されたら嫌だなって思うよね。嬉しくなる声掛けをしようね。」と娘と確認し、ハロウィンの絵本として本場の雰囲気を楽しんでいます。