図鑑に全く興味を示さなかった娘が、突然「体の図鑑借りる!」と言いだしました。
4歳、初めての図鑑。
たくさんの本の中から、図鑑デビューにぴったりなものを見つけました。
値段も手ごろで揃えやすいシリーズをご紹介します。
あそびのおうさまずかん からだ
カタカナ | あり(ルビあり) |
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漢字 | なし(大人用の小さな文字の解説には漢字あり) |
ページ数 | 64ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 5歳 |
ISBNコード:9784052043352
どんな本?
図鑑に力を入れる学研が出版する、幼児向け図鑑シリーズ。
「これなあに?」「どうして?」と興味がわく身近な物事について、子どもたちの疑問に優しく答えてくれます。
今回紹介する「からだ」は、主に3~5歳向け。
専門的な内容ですが、全てひらがななので一人読みも可能です。
主な内容は
・体の中(筋肉や血管などの全身図解)
・体図鑑(骨や目などを他の動物と比較)
・病気と体(ばい菌や細胞について)
・体の不思議(どうしてあくびが出るの?どうして夢を見るの?など)
で、イラストや写真でわくわくするようなページになっています。
リアルすぎる図鑑ではなく、絵本のような可愛らしいイラストが子供にも好評。
全身の図解などはしかけ絵本のように大きくページが開きます。
内蔵の名前や骨の名前を覚えたいお子様はもちろん、目の錯覚を利用したイラストのクイズなどもたくさんあるので遊べる絵本としても楽しめます。
感想
娘と夫が選んだものですが、図鑑ビギナーにはちょうど良い「絵本よりの図鑑」だなと思いました。
でも表紙の雰囲気よりはずっと専門的で、娘が「せんこつ」「ちょうこつ」と言いだした時は驚きました。
ただ可愛らしいだけではなく、体について詳しくなれるのは間違いありません。
目の錯覚クイズでは「まっすぐなはずの線が曲がって見える」や、同じ色なのに「濃淡が違って見える」など自分の体で実際に体験できるのがいいですね。
4歳娘ともなんでだろう~?と言いながら楽しみました。
写真とイラストの割合=2:8かな、と思いました。
あまりリアルなイラストではないので絵本のような感覚で娘は1人でも読んでいます。
他にも同じ感想の方がいたのですが、最初に男の子と女の子のイラストで体の部位が説明されているのに、男女の体の一番違う性器については何も記載なくスルーされていています。
せっかく体の図鑑を借りたのに、男女の違いがわかりにくく残念でした。
とは言え幼児~低学年のお子様が興味を持つには十分な内容なので、まずは知的好奇心を伸ばすきっかけとして楽しみ、もっと知りたいとなれば本格的な図鑑に移行するのが良いかなと思いました。
こちらのシリーズは図鑑としては珍しく800円程度で買えるので、シリーズで揃えやすいのが嬉しいです。