秋と言えば、芋栗カボチャがおいしい季節。
中でも「芋ほり」をやったことのある子供たちは多いのではないでしょうか。
そんな時期にぴったりの、ユニークな作品があります。
つい口ずさみたくなる独特のリズムで読める、芋ほり絵本です。
いもいもほりほり
カタカナ | なし |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784061324794
どんな本?
ある日、ぶたの3兄弟が空を眺めて寝転んでいると焼き芋そっくりの雲が現れます。
「焼き芋、食べたいな~…」
よし、芋ほりに行こう!
いもいもほりほり いもほりほり
元気な掛け声で畑に向かう3兄弟、畑に着くと早速土を掘ります。
でも、どこを掘ってもお芋は出てきません。
どうやら畑を間違えたようです。
そしてやっとの思いでやぎじいさんの芋畑に到着。
じろりとこちらを見るやぎじいさんを前に、なかなか言い出せずもじもじする3兄弟。
このあと、無事に焼き芋を食べることはできたのでしょうか。
泥だらけで芋ほりする3兄弟の姿と、様々な形のサツマイモが秋にピッタリ。
3歳頃からおすすめの芋ほり絵本です。
感想
愛嬌のあるキャラクターばかりで、芋ほりの楽しい雰囲気が伝わる絵本です。
何と言っても途中の掛け声が良いです。
「いもいもほりほり いもほりほり」
読み聞かせの途中で出てくると、「せーの!」
と言って一緒に歌って読みました。
幼稚園児の娘はとても楽しそうですし、読んでいるこちらまで楽しくなるリズムです。
今回、ぶたの3兄弟がやぎじいさんを前に「芋ほりがしたい」となかなか言い出せずもじもじしているシーンで娘が「なんでもじもじするの?」と不思議そうに言いました。
なので、じろりとこちらを見てくる人に「ねぇねぇ!」って話しかけやすい?とイメージしてもらい、納得した様子。
「もじもじする」の意味が曖昧だったようですが、絵本のおかげで伝えることができました。
さつまいもも色んな形が出てくるので楽しめます。
大きくても小さくても、自分で掘ったお芋って特別ですよね。
さつまいもはどこになっているの?
どんな風に収穫するの?
実際に芋ほり体験を取り入れる保育園・幼稚園がたくさんあるのは、子供たちにとって学びがたくさんあるからだと思います。
おうちで雰囲気を楽しむのはもちろん、芋ほり体験の前後にぜひ読みたい絵本です。