娘が赤ちゃんの時から読んでいる絵本に、まつおかたつひでさんの『ぴょーん』があります。
繰り返し絵本なので、子供がすぐに覚えて楽しんでくれるのです。
今回は、それと同じ絵本シリーズの中から足跡がテーマの1冊をご紹介します。
赤ちゃん向けの簡単な絵本…と思いきや、意外と考えてしまいますよ。
あしあと
カタカナ | なし |
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漢字 | なし |
ページ数 | 36ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 1歳 |
ISBNコード:9784591065600
どんな本?
表紙から点々と続く足跡…
これって一体、誰の足跡?
表紙の男の子が追いかけると、次のページに現れたのはシカ。
そして右を向いて立つシカの前には、また別の動物の足跡が続いています。
その足跡を追いかけると、次のページに現れたのはサル。
右を向いて歩くサルの前には、また別の動物の足跡が続いています。
このように、色んな動物の足跡が続いて、ページをめくるとその動物が現れる絵本。
何の動物だろう?とクイズのように楽しめます。
少し短めになったページを交互に入れて、うまく答えの動物が見えないよう工夫されています。
足跡が現れる→何の動物か考える→めくって答え合わせ→足跡が現れる…
と繰り返しの絵本なので、1歳頃から小さなお子様に人気。
出てくる足跡は意外と大人でもわからないので、親子で一緒に勉強できる絵本です。
感想
ポプラ社の「はじめてのぼうけんシリーズ」では、『ぴょーん』を娘があかちゃんの頃から読んでいましたが成長して4歳になった今、再びブームがきています。
『うわーっ』や『しりとり』など立て続けに読んでいて、今回は『あしあと』です。
ページをめくっても動物たちの足跡はまっすぐに続き、実は最後まで読むとぐるっと裏表紙を周り表紙の男の子の足跡として戻ってくるのでエンドレスに楽しめます。
これに気付いたのは娘。「大発見!」という顔で目をキラキラさせて教えてくれました。
「足跡」というと猫の肉球や馬の蹄などデフォルメされた簡単なものを想像してしまいますが、この絵本ではかなりリアルな足跡が描かれています。
大人の私も何の動物か当てられないものがありました。
サルの手の形は知っていても、縦に重なるように手を付くことまでは気付きませんでした。
うさぎも、後ろ足と前足の跡が全然違うんですね。
どの動物も特徴があり、この絵本のおかげで親子揃って勉強になりました。
「はじめてのぼうけんシリーズ」はどの作品も繰り返しが多いので、子供がハマりやすいと思います。
わが家は1歳の子は足跡の線をなぞったりめくったりして楽しみ、4歳の子は何の動物か当てるクイズをして楽しんでいました。