小学校に入る前に知っておきたい、数の概念。
知育を意識するご家庭や幼児教室では、足し算・引き算が頻繁に登場します。
そんな算数を楽しむために大切なのは、数を数える力。
今回は、海外生まれのカラフルなイラストが可愛い1冊をご紹介します。
かぞえてかぞえてたんじょうび!
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 25ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784593505197
どんな本?
数えるの大好きなうさぎの男の子。
ママと歩いているときも、周りを見ながらなんでも数えてしまいます。
りすは2匹…
小鳥は3羽…
木の数だって数えちゃう、10、11、12…何本あるかな?
大通りには、車が何台?
カードは何枚?
ページをめくるごとに変わる場面と、一緒に数えたくなってしまう可愛いイラスト。
来てくれたのは何人?
ろうそくの数は何本?
最後のページでは、盛大なお誕生日パーティーのはじまりです。
「12羽だ!」と数えてくれたおじいちゃん、でも実はそれが間違っていたり。
馬の数だけでなく、その足は全部で何本かを考えてみたり。
単純なカウントだけでなく、つい一緒に数えたくなる文章が魅力。
100個あった風船が1個割れて99個になる、といった表現もあるので、年中さん位からおすすめの絵本です。
感想
5歳になる娘のお誕生日にと用意した絵本ですが、数える機会の多い内容で思った以上に頭を使いました。
単純にイラストの中の猫を数えるページも猫がうまく背景に紛れていたりして探すのに少し注意しないといけなかったりします。
そして数える部分ではないですが「100本」「1000000本」と言った言葉も出てくるので数の世界が一気に広がります。
電話が10回鳴った、など数える部分以外にもたくさん数字が使われていますよ。
娘と読んでいて驚いたのは、7頭の馬、全部で足は何本ある?という部分。
指を使って4×7=28を解答できたので感心しました。
問題に出てきたらわからない!と投げ出してしまいそうな大きな数ですが、絵本のおかげで楽しんだまま計算ができていました。
単純な数のカウントでは易しすぎるというお子様にはちょうど良い難易度ではないかと思います。
カラフルなイラストでぜひ楽しんでみてくださいね。