娘が3歳の頃から気になっていた絵本があります。
「これを選ぶ子供はセンス良すぎる」とまで言われる絵本好きの間でも有名な本。
我が家では一度娘に薦めたものの、拒絶。
でも、今では常にリビングに置いて熟読する絵本になりました。
今回は、その特別な絵本をご紹介します。
誕生日や入学祝いなどのプレゼントとしても人気の1冊です。
MAPS 新・世界図絵
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 109ページ |
本のサイズ | A3くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784198637859
どんな本?
ポーランドの夫婦が、世界42か国を調べ尽くして3年かけてまとめた超大作絵本。
食べ物、歴史的建造物、著名人、動物、植物…様々な情報が国ごとにまとられ、読むだけで世界を知ることができる作品です。
表紙を開くと、世界地図が現れます。
そこに載っている地域と国々についてまとめられたのが、この絵本です。
雑誌「ダ・ヴィンチ」3月号で、『マップス』を紹介していただきました! 日本語版を作る際の著者とのやりとりのことなども、少しですが、載せていただいています。 pic.twitter.com/RlUHnhF5vD
— MAPS新・世界図絵(徳間書店) (@mapstokuma) February 13, 2015
アイスランド、スウェーデン、フィンランド、イギリス、オランダ、ベルギー …etc
ロシア、モンゴル、中国、ネパール、インド、タイ …etc
モロッコ、エジプト、ガーナ、タンザニア、ナミビア、南アフリカ共和国 …etc
カナダ、アメリカ合衆国、メキシコ …etc
エクアドル、ペルー、ブラジル、チリ …etc
オーストラリア、ニュージーランド、フィジー …etc
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それぞれの国についての情報は膨大です。
例えばドイツのページを開くと、ノイシュバンシュタイン城やオクトーバーフェストなど有名な情報はもちろん、リンダウの灯台・アスピリン(ドイツの科学者が開発)・ゲーテやマルティンルターなど歴史的な人物がたくさん描かれています。
フランクフルト・ブックフェアから戻りました。このブックフェアは、フランクフルトにある大きな見本市会場で毎年行われています。会場の目印「メッセタワー」も、『マップス』のドイツのページに。てっぺんが三角にとんがった高層ビルです。 pic.twitter.com/ZqDeuNX43t
— MAPS新・世界図絵(徳間書店) (@mapstokuma) October 14, 2014
どの国も「首都」「言語」「人口」「面積」「国旗」「その国で多い名前」は必ず書かれていて、ドイツでは「ルーカス」くんと「レオ二―」ちゃんが多いそう。
ちなみに日本は「あきら」くんと「みさき」ちゃんと書かれています。
読んで、眺めて楽しめる『マップス』ですが、各国の基本データ(国の正式名称、国旗、首都、言語、人口、面積など)も、しっかり載っています。国の名前は、なんと、作者たちがレタリングしてくれました。 pic.twitter.com/U5zQ1UYkjy
— MAPS新・世界図絵(徳間書店) (@mapstokuma) September 12, 2014
図鑑との違いは、何と言ってもそのイラスト。
さまざまな分野を計4000以上のイラストで描いているので、手描きの味わいが伝わります。
出版社の対象年齢は小学校低・中学年~ですが、細かい描きこみを楽しめるお子様ならば未就学児から楽しめる永久保存の1冊です。
感想
実はこの絵本、わが家では一度娘に拒否されました。
4歳半、中身を見せたのですがまだ早かったのか全く興味を示さず…。
ところがその数か月後、もう一度手に取る機会がありダメ元で薦めてみると、目をキラキラさせてページを眺める娘。
綺麗に整列した図鑑と違い、地図のあちこちにちらばる人・物・歴史。
1つずつ口に出しながら楽しんでいました。
MAPSに興味を示すかどうか、細かい描きこみが好きかどうかというお子様の好みはありますが我が家のように成長と共に知的好奇心が芽生えるタイミングというものもあると思います。
大人の私が見ても知らないことだらけで、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがある絵本なのできっと長く楽しめます。
今響かなくても、ぜひタイミングを変えてまためくってみて下さいね。
なお、この絵本には続編や英語版などもあり内容が若干変わるのも楽しみの1つ。
興味を持ってくれるか心配という方は今回ご紹介した「MAPS」、興味がありぜひ読みたい・読ませたいという方は更に20か国追加された「MAPS愛蔵版」がおすすめです。
知識が増えるのはもちろん、他国を想像することで子供たちの世界が広がるきっかけになると思います。
我が家の娘と息子も、世界を想像する視野の広さを持ってくれますように。
大丈夫、世界はこんなに広いから。