小さな子供も楽しめるのが色遊び。
クレヨン、クーピー、絵具と画材も色々ありますよね。
今日は、子供たちから大人気の色をテーマにした絵本をご紹介します。
世界から色がなくなったら、どうなる?
いろどろぼう
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784323074757
どんな本?
うさぎ、キリン、さる、ぞうの仲良し4人組。
今日はお弁当を持ってピクニックをしに行きます。
丘についてお弁当を広げる4人、大きなおにぎりやサンドイッチ、バナナに人参と色鮮やかでどれもこれもおいしそう。
早速食べ始めた4人ですが、うさぎちゃんがあることに気付きます。
「赤色がなくなってる!」
おいしそうなりんごも、おにぎりの梅干しも、ウインナーも真っ白。
街からも同じように赤がなくなっていて、サンタは全部真っ白、パトカーのサイレンも白、消防車も白…
赤がなくなるとどんな影響があるのでしょうか。
黄色と青も消えてしまい、街の色を取り戻すため4人はいろどろぼうを探します。
色を混ぜるとどうなるか、色がなくなるとどうなるかを実際に見られる絵本。
細かいイラストの中からいろどろぼうを見つけたり、絵探しも楽しめます。
感想
中垣さんの作品は、描きこみがとても細かくて隅々まで見る楽しさがあります。
娘は細かいところまで見るのが大好きなので中垣さんの作品が好きで、このいろどろぼうもお気に入り。
特定の色がなくなった世界って、なかなか想像できないですよね。
この絵本では実際に赤を全て抜いたイラストが出てくるのでどんな風になるのか見ることができました。
ちょっとしたところに赤が使われていると一瞬気が付かないのですが、やはり違和感は感じます。
そして、りんごや梅干しなど食べ物の赤がなくなると急においしくなさそうに見えてしまい色の影響力を知りました。
4歳娘も、色のない世界を隅々まで眺め、いろどろぼうを探したり色が抜けてしまった部分を探したりととても楽しみました。
読み聞かせはもちろんですが、1人でイラストを見るだけでも十分楽しめるくらい細かい描きこみです。
保育園などで子供たちが何回も読みたがるという感想を聞きましたが、ユニークな設定といろどろぼうのセリフ語尾に「~だゾイ!」と特徴があったりと子供たちのハマってしまうポイントがたくさんある絵本だと思います。
カラフルな世界から色がなくなったらどうなるか、気になる方はぜひご覧になってみてくださいね。