たくさんある絵本の中に、一瞬で自分を子供時代に戻してくれる作品ってありませんか。
あ!これ読んでた!
あ!これ実家にある!
長い間たくさんの人に愛された作品を自分の子供や孫に読み聞かせる瞬間、何とも言えない幸せに包まれます。
今回は、福音館書店の名作絵本を紹介します。
はじめてのおつかい
カタカナ | なし |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784834005257
どんな本?
5歳になったみいちゃんは、ある日ママにおつかいを頼まれました。
赤ちゃんの牛乳が欲しいんだけど、1人で買いに行ってくれる?
「ひとりで!?」
みいちゃんは飛び上がりました。
だって、今まで1人で出かけたことなんてないからです。
でもみいちゃん、忙しいママの様子を見て決心。
はじめてのおつかいに行くことにしました。
出かける前にママと2つお約束をしたみいちゃんは、百円玉を2つ握りしめて家を出ました。
転んでお金を落としてしまったり
お店についても誰も出てきてくれなかったり
小さな女の子のドキドキや達成感が繊細に描かれた、名作絵本。
1つ成長する子供の姿を感じられるお話です。
感想
読んだことはなくても、名前は知っているという方も多いのではないでしょうか。
とても人気のある作品で、いまだに図書館で本棚に戻らない(途切れることなく借りられている)作品のひとつです。
ちょうど娘も5歳なので、1人でおつかいするみいちゃんを尊敬のまなざしで見ていました。
いつも絵本を読み終わると「娘も食べたいな~!」とか、「娘もやる!」と言うことが多いのですが、この絵本を読み終わったあと「私も行く!」とは言わなかったので、まだちょっと不安なのかな。
みいちゃんがお買い物するのは個人商店で、たくさんの人がいるスーパーとは雰囲気が違ったこともあるかもしれません。
「呼ばないと出てきてくれない」というのは子供にとってかなりハードルが高いですよね。
途中、お金を落としたり、他のお客さんに押しのけられてしまったりと見ていてハラハラするところもありますが、すぐに泣かず頑張るみいちゃんの姿はとてもかっこよかったです。
100円玉を2枚持って行く→10円玉2枚のおつりをもらう→牛乳はいくらだったでしょう?
と、お話を元にしたクイズを出して娘と楽しみました。
5歳の女の子のお話なので同じ年ごろの子供にはより感じるものがあるかもしれません。
お話自体はカタカナもなく、出版社も3才~とおすすめしているのでぜひお子様と楽しんでみてくださいね。