先日、4歳娘が通うお受験教室で絵本のおすすめがありました。
さすが先生のおすすめとあって、すぐに娘のお気に入りとなりました。
今回は「語彙力アップ」に有効な1冊をご紹介します。
しりとりを楽しみながら、食べ物の語彙を増やしましょう。
たべものあいうえお しりとりしましょ!
カタカナ | あり(ルビあり) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 144ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784947581426
どんな本?
この絵本は、しりとり絵本。
まず最初にルール確認があります。
1.「くっきー」のように最後が「ー」の言葉は、その前にある「き」で次の言葉へ続ける。
2.「むぎちゃ」のように最後が小さい文字の時は、その文字で次の言葉へ続ける。
3.「ん」が付いたら終わり。また別の言葉から始める。
表紙で食べ物たちを追い回しているのは、しりとり番犬。
いつもみんなを見張っていて、「ん」が付いたら、すぐに逮捕されてしまうんです。
さぁ、それではしりとりスタート!
アイスクリーム→むぎちゃ→やきいも→もち→茶碗蒸し→しゅうまい…
いちご→ごましお→おしるこ→こしょう…
うめぼし→ショートケーキ→キムチ→チョコレートパフェ…
食べ物・飲み物だけでしりとりが続いていきます。
イラストに出てくる食べ物たちはみんなキャラクターになっていて、バス停に並んでいるシチュエーションだったり、校庭で先生のお話を並んで聞いているシチュエーションだったりと細部まで設定を楽しめます。
この絵本すごいのが、見開き1ページでひらがな1文字ずつ進むようにしりとりが作られていること。
例えば最初は「あ」いすくりーむから始まり、次のページは「い」ちご、次のページは「う」めぼし…と、その見開き内で次のひらがなへ進むよううまくしりとりが組み立てられています。
なので、ページの頭だけみると「あいうえおかきくけこ…」とひらがな順に並んでいて、「わ」の次は「がぎぐげござじずぜぞ…」まで続き「ぽ」の付く言葉で最後になります。
食材からお菓子、料理、飲み物まで、食べたことのないものもたくさんあるはず。
しりとりを楽しみながら、なんだろう、食べてみたい!と興味も広がる1冊です。
感想
この絵本、とてもおもしろかったです。
裏表紙の裏には、しりとり番犬に見つからないようこっそり通り過ぎていく「みかん」の姿。
小さく割れた子供たち(ルゥ)を抱えるカレールゥのお母さん。
前に並んでいるやきそばの麺をつまみぐいするのは、後ろに並ぶばなな。
ただ食べ物の絵が並びしりとりになっているのではなく、1ページの中にも色々な設定があり読みながら状況を楽しめるのです。
144ページもあるので分厚いですが、サイズは小さめ。
4歳娘がえらく気に入り、暇さえあればペラペラとめくって楽しんでいます。
これだけのボリュームなので同じ言葉が出てくることもありますが、イラストはその都度変わっているのでさっきとは別のシチュエーションで絵本を楽しめます。
娘が食べたことのない食べ物や、知らない食べ物も出てきて楽しいだけでなく学びもたくさんありました。
わが家が読んでいるのは絵本タイプですが、巻物のようにくるくるとお話を進められる巻物えほんタイプも出ているので、お好みで楽しんでみて下さいね。
ここまでボリュームのあるしりとり絵本は、なかなか無いと思います。