節分が終わると、季節はあっという間に春。
次にやってくるひな祭りに向けて、2月のうちに色々と絵本を読んでいます。
今回は、桃の節句とも呼ばれるひな祭りにぴったりの絵本を紹介します。
お雛様と桃の花を目いっぱい楽しめるお話です。
ももこのひなまつり
カタカナ | なし |
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漢字 | なし |
ページ数 | 28ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784876920464
どんな本?
3月3日生まれのももこ。
桃の節句に生まれたので、名前はももこです。
ある年のひなまつりに、お母さんがお雛様と一緒に桃の花を生けました。
「桃の木って大きいのかな…?」と興味を示したももこに、本物の桃の木を見に行こうとお父さんが提案。
お休みの日、家族みんなで桃のお花見に出発します。
しかし、行って見ると見ごろはまだまだ先で木には蕾ばかり。
がっかりして帰ろうとすると、遠くに満開の桃の木を見つけます。
車を走らせてみると、そこはあるおばあさんのおうちでした。
おばあさんとの出会い、念願の桃の木を見たももこの心境、立派な段飾りのひな人形。
優しいイラストにホッと心が温まるひなまつり絵本です。
感想
こちら、表紙に一目ぼれ。
満開の桃の花に囲まれた女の子に春の訪れを感じます。
桃の木を見たことがないももこに本物を見せようと家族みんなで出かけるところ。
穏やかで心優しいおばあさんとの関わり。
子供たちにしてあげたいなと思うような理想的なシチュエーションばかりです。
柔らかく優しいタッチのイラストがお話とマッチしてとても穏やかな気持ちになりました。
日本図書館協会選定にも選ばれ、3月3日のひなまつりにはぴったりの作品。
文章量があるので年少さんには少し長く感じるかもしれませんが、どのイラストもページいっぱいまで大きく描かれているので見ているだけでも春の雰囲気を感じられると思います。