先日、娘と展覧会に行きました。
娘にとっては生まれて初めての美術館。
できるだけ楽しめるようにと事前知識になるような絵本を探したところ、こんなおもしろい作品を見つけました。
ゴッホ展に行く方はもちろん、子供にアートの楽しさを知ってほしいという方にもおすすめの1冊をご紹介します。
ケイティと星月夜
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 30ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784860790585
どんな本?
ケイティは、おばあちゃんと美術館に行くのが大好き。
今日は、ゴッホの展覧会に来ています。
大好きな「星月夜」を見ていると、ソファに腰かけて休憩していたおばあちゃんはウトウト…。
そしてケイティはあることに気付きます。
「星月夜」の中の星が、動いている…!
絵に近づくと、スッと絵の中に入り込むケイティ。
素敵な星をひとつポケットに入れて元の世界に戻りますが、なんと星月夜の星が彼女について外に出てきてしまいます。
さぁ大変、星月夜の星を捕まえなくちゃ!
美術館の中で大冒険が始まります。
絵画の歴史に大きな影響を与えたゴッホの作品がたくさん登場するこの絵本。
「星月夜」以外には、「アルルのゴッホの椅子」「昼寝」「オリーブの樹」など全5作が登場します。
ゴッホの作品を知らなくてももちろん楽しめるファンタジー絵本。
美術館で実際に見たあとに読むと、より一層楽しめますよ。
感想
ゴッホの絵本と探すと、多くがゴッホの生涯や絵画の解説という内容なのですがこちらは違います。
ゴッホの絵をテーマにした、ファンタジーストーリー。
絵画の中に入ってしまうという子供が楽しめる内容なので、4歳の娘もとても楽しそうに読んでいました。
そして読み終わった感想は「私も絵の中に入りたいな~!」。
大人の私も同じ感想、それくらいワクワクするようなお話でした。
登場する作品に娘の見たものはありませんでしたが、「星月夜」のようにゴッホの特徴的な書き方は覚えているようでどれもこれもゴッホの作品だというのは理解して読んでいました。
出てくる作品のすべてがストーリーに絡んでくるので、ただ絵画紹介を眺めるよりもずっと親近感がわきました。
このケイティシリーズは他の画家シリーズも出ていて、娘もとても気に入っているので揃えていくつもりです。
ゴッホ作品では「ひまわり」をテーマにしたものもありますよ。