福音館書店の定期購読絵本をご存じですか?
年齢別にコースが分かれているのですが、我が家も幼稚園の娘が購読しています。
今回は、『こどものとも』コースで出版後すぐに話題になった1冊をご紹介します。
子供たちが大好きなおやつをめぐる、ちょっぴりドキドキするお話です。
おやつどろぼう
『おやつどろぼう』
阿部結/福音館書店
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
どんな本?
ある夜、トイレに起きたアカーキーは見てしまいます。
お母さんが一人でこっそりおやつパーティーしているところを…。
慌ててケーキを隠し寝かしつけるお母さんですが、その光景が忘れられずアカーキーはこっそり起き上がり冷蔵庫を覗きに行きます。
しかし扉をあけるとなんとそこにはいちごのケーキと、それを持ち去る謎のしましまが…!
冷蔵庫の奥へと逃げるしましまを追いかけて、不思議な空間に迷い込んだ子供のハラハラドキドキするストーリー。
アカーキーは、お母さんのケーキを取り戻すことができるのでしょうか。
おやつだらけの夢のような世界と、ちょっと不気味な謎のしましまにハマる子供が続出した話題作です。
感想
この作品は2021年にこどものともで出版されました。
公式サイトでは5・6歳~となっていますが、4歳の娘がとても気に入った作品です。
年少さんには少し長いかもしれませんが、ドキドキしながら読むせいか文字量のわりにあっという間に感じました。
色んなおやつが出てくる夢のような世界ですが、謎のしましまという存在が不思議で不気味。
変な踊りをしたり、おやつを食べたり、寝たり。
意外と可愛い?と思いきや、とあるきっかけで豹変するところはちょっぴり怖さもあります。
怖すぎず、でも退屈させないストーリー展開のバランスが絶妙で癖になります。
娘は怖がるかな?と思いましたが、全然大丈夫とのこと。
実際にありえないようなお話を楽しめるのは、絵本の醍醐味ですね。
独特の世界が広がる1冊です。