元々海外文化だったハロウィンですが、最近ではすっかり日本にも定着しましたね。
絵本もたくさん出版されています。
そんなハロウィン絵本の中でも、珍しいテーマの絵本をご紹介します。
かぼちゃやおばけではなく、「星座」が美しい1冊です。
ハロウィーンの星めぐり
カタカナ | あり(ルビなし) |
---|---|
漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 26ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 6歳 |
ISBNコード:9784265850785
どんな本?
ハロウィンの夜、仮装する人間たちを見下ろしながら、魔女たちがほうきに乗って飛びたちます。
三日月に照らされ。
ひしゃく星を仰いで。
風をきり。
あまのがわの波に揉まれ。
星空をめいっぱい楽しんで、魔女は家に帰ります。
りゅう座、カシオペア、しし座、オリオン座…
たくさんの星座が登場する、プラネタリウムのような幻想的な1冊。
ウォルター・デ・ラ・メアはイギリスの有名な詩人であり、優れた児童文学作家でもあります。
この作品も、文章は詩的で流れるようなリズムがあります。
そんなデ・ラ・メアの詩を、美しい絵本にしたものがこちら。
ハロウィーン、クリスマス、夏、春と4つの季節をカロリーナ・ラベイが描き出版されたシリーズ絵本です。
子供も大人も楽しめる、雰囲気ある1冊です。
感想
表紙の幻想的な色遣いに、星が一部キラキラとホログラムのように輝いています。
たくさんあるハロウィン絵本の中でもお洒落で飾りたくなるような1冊です。
詩を絵本にした作品なので、文章が詩的です。
娘は4歳ですが、詩になるとやはり文章が伝わりにくいようで意味がわかっていない部分もありました。
でも、しし座、オリオン座、など具体的な星座を知るきっかけになり星と星を線で結んだ形をたくさん楽しめた様子。
絵本の中に出てこない星座も、表紙と裏表紙の裏に一面の夜空として描かれています。
空にはこんなに星があって、線で結ぶと色んなものに見えてくるねとプラネタリウムのような気分で読みました。
内容としては、夜空を楽しそうに飛び回る魔女がメインのお話。
かぼちゃやおばけがメインではないので、たくさんあるハロウィン絵本の中でも独特の雰囲気で大人も楽しめる絵本だなと思いました。