子供とお散歩していると、色んな花を目にします。
名前がわかるものもありますが、全くわからないものもたくさん。
「なんていう名前だろう?」となったときに役立つ本はないか探してみました。
スマホ検索もできますが、幼稚園の子供には「本で調べる」ということも知っておいてほしいと思い図鑑より親近感がわく、写真絵本を選びました。
「なまえノート」のタイトル通り、その名前の由来や漢字が学べる1冊です。
知ってたのしいみてなるほど 野の草なまえノート
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(一部ルビあり) |
ページ数 | 31ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 6歳 |
ISBNコード:9784579404292
どんな本?
草花の名前って、色んな由来があるんです。
形が何かに似ているとか、花が咲く時期や地域の名前がついていたり、本当に様々。
そんな興味深い草花が100種類以上!
写真とイラストと手描きのメモで、まるで誰かのノートを見ているように楽しめるのがこの本です。
大きく取り上げられた草花には可愛いイラストで名前の由来が描かれ、それに関連する草花の写真も紹介されています。
・伝説や昔話から名前がついたもの
・動物の名前がついたもの
・においから名前がついたもの
・おめでたい名前のもの など…
名前を知っているものも、その由来を知らなかったり。
見たことはあるけれど、名前を知らなかったり。
読んだあと、きっと誰かに「〇〇っていう名前の花があるんだよ!」と話したくなってしまうはず。
全体の割合としては 写真:イラスト=8:2 という感じで写真が多いですが、手描きメモで図鑑より気軽に楽しめる1冊です。
感想
お散歩中に「何て言う名前だろうね?」ということが増えた娘に、少し興味がわくかなと選んだ本です。
私は何でもスマホで調べてしまうのですが、本で調べればわかることもたくさんあるなと思い出し…子供はまだ幼稚園なので、本をめくって情報を探すという経験をしてほしかったのです。
ただ、この本は「草花の名前」に着目した作品なのであまり見かけない草花も多く、外で見かけた花をこの本から探しだそうとするとちょっと大変かもしれません。
我が家では、こんな名前の花があるんだね!とおうちで楽しんでいます。
2005年に出版されたものなので、写真の鮮明さやデザインなどに少し昔っぽさを感じます。
でも「野の草なまえノート」というタイトル通り、手描きのイラストやメモでたくさん描きこみがあって、誰かが調べた草花ノートを読んでいるような気持ちになる作品なのでその昔っぽさが温かみとして感じられました。
図鑑のようにカッチリしていないので勉強感なく読めます。
内容も
・キツネとつく名前のもの
・姫とつく名前のもの
など子供の興味をひくテーマが多く、大人の私も興味津々で読みました。
幼稚園児が1人で読むのは難しいですが、小学校のお子様は1人で黙々と楽しめると思います。
こんな自由研究ができたら素敵だなと思った1冊です。