娘の5歳の誕生日。
楽しみな気持ちを大きくしてほしいと、誕生日の絵本をたくさん探しました。
今回は、とても評判の良い誕生日のしかけ絵本をご紹介します。
のりもの好きさんには、特に喜ばれると思います。
たんじょうのおくりもの
たんじょうびのおくりもの (ブルーノ・ムナーリの1945シリーズ)
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 23ページ |
本のサイズ | A3くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784577039540
どんな本?
今日は息子の3歳の誕生日。
トラック運転手のマルコは、息子に会いたくて一生懸命トラックで家に向かいます。
でも、あと10kmで家に着くというところでトラックが動かなくなってしまいました。
考えた末、マルコはトラックに積んでいた車を取り出しまた走り出します。
しかし、あと9kmで家に着くというところで車が動かなくなり、今度は車をばらしてバイクを準備。
バイクでまた出発します。
しかし、そのバイクもあと8kmのところでパンクしてしまい…
大きなトラック→車→バイク→自転車…と少しずつサイズが小さくなる乗り物を乗り継ぎ、なんとか家に帰ろうと大奮闘するマルコ。
息子に会いたい一心で頑張る父の気持ちが伝わるお話です。
この絵本はただの絵本ではなく、しかけ絵本。
表紙と同じサイズのページはひとつもなく、特大→大→中→小…という形でページの大きさも変わっていきます。
トラックは大きい、車はそれより小さい、バイクはそれより小さい…とサイズ感を学ぶこともでき、最後までめくる楽しみがあります。
表紙のプレゼント、茶色のドット柄…ではありません。
よくよく見ると、更に絵本を楽しめますよ。
感想
しかけ絵本とは知らずに読んだので、あけてびっくり。
大きな表紙とは違う、バラバラのページが現れます。
この絵本は1枚の紙を2つ折りにし、真ん中を糸でとめた糸とじ絵本。
本をちょうど真ん中で開くと左右のページはそれぞれ同じ大きさになりますが、左から読み始めて最初はトラック→車→バイク…とページの大きさが徐々に小さくなります。
でも、真ん中にくると右側のページは逆に大きくなっていきますよね?
そのページの使い方もお話にしっかり関係していて、徐々に家に近づいていくのがわかるようになっているのです。
お話も大きさが違うページのしかけも子供にはとても楽しかったようで、家に着くのかどうかハラハラしながら5歳娘と読みました。
ちなみに、電車や車が大好きな1歳息子もこの絵本に食いつき何度も読んでと持ってきました。
ただ、大きさの違うページやラストのしかけが繊細なので1歳児にめくらせるのは少々怖く、きちんと本を扱える3歳頃からがおすすめかなと思います。
絵本の一番最後まで、見逃さないでくださいね。