ハロウィンが終わると、一気に街もクリスマスモード。
子供たちの大好きな季節がやってきます。
クリスマスまで毎日ワクワクできるように、おうちで楽しめるクリスマス絵本をたくさん揃えました。
今回は、日本生まれの人気作をご紹介します。
あなたのお気に入りはどのサンタ?
100にんのサンタクロース
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 31ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784799900529
どんな本?
お話の舞台は、100にんのサンタクロースが住む町。
それぞれ違う100にんのサンタが、クリスマスに向けて準備を進めています。
春はプレゼントの数を数えたり、地図を作ったり。
夏はツリーを育て、野菜や果物を作ったり。
秋になると雪を降らせたり虹を作る練習を始め。
冬になると、それぞれお気に入りの服に着替えます。
100にんそれぞれに役割があり、個性があるサンタたち。
プレゼントを配り終えると、お楽しみの自分たちのパーティーが始まります。
たしざんサンタ、ひきざんサンタ、リボンサンタ、にんじゃサンタ、こうちゃサンタ、チョコレートサンタにはいくサンタまで。
他の絵本では出会えない、ユニークなサンタたちがたくさん登場します。
1から数えて100までいるのか、つい確認したくなってしまう絵本。
数を数える練習もこの絵本なら楽しみながらできますよ。
感想
日本で人気のクリスマス絵本って海外のものも多いのですが、こちらは完全なるmade in Japan。谷口さんの人気作品です。
100人のサンタがそれぞれ住む家も、100人のサンタのお洋服も、全部違ったイラストで描かれているのでとにかく見るのが楽しい1冊。
巻末に全100種類のサンタが名前付きで描かれているので、どのサンタが好きかと話して娘と盛り上がりました。(娘はフラワーサンタとまほうつかいサンタ、私はほしサンタとにじサンタ)
フランスの出版社からも声がかかるほど人気のある谷口さんの作品ですが、特徴的なのが黒い紙に色を塗っているところ。
とてもカラフルなので気付かない方もいるくらいなのですが、よく見ると黒の上に白や赤が塗られているのです。
なので黒い線の部分だけ色を塗っていない、という状態で絵が出来上がり、奥行きのある独特の世界を感じました。
最後にサンタ100人が並んだイラスト(実は99人なのですが…それには理由があるのです)があり、しっかり娘と数えました。
途中で間違えたりして何度も数え直し、やっと100人になった時は2人でスッキリ!
お話の内容も明るく、色とりどりのサンタは可愛く、数える楽しさもある作品。
人気なのも納得です。