年間1800冊以上の本を読む我が家。
育脳のために子供に音読してもらうのですが、ちょっぴりマンネリ気味…。
そんな時、子供が嬉々として読み上げてくれる秘策があります。
たまには気分を変えて、紙芝居はいかがですか?
おおかみとしちひきのこやぎ
はじめてのおおかみとしちひきのこやぎ (年少向かみしばい はじめての世界めいさく)
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 12枚 |
本のサイズ | A3くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |
ISBNコード:9784774614137
どんな本?
こちらは絵本ではなく、紙芝居です。
子供の本と紙芝居を専門に扱う出版社「教育画劇」の、はじめての世界めいさくシリーズ。
乳幼児・年少くらいのお子様から対象になっている作品です。
ある日、母さんやぎが出かけこやぎたちだけで留守番することになりました。
しばらくすると、オオカミがお母さんのふりをしてやってきます。
トントントン
あけておくれ!
でも、お母さんはこんなガラガラ声ではありません。
こやぎたちはドアを開けませんでした。
またしばらくすると、トントントン
あけておくれ!
今度はきれいな声です。
でも、ドアから見える手が真っ黒。
こやぎたちはドアを開けませんでした。
またしばらくすると、トントントン
今度はきれいな声に真っ白な手、今度こそお母さんだと扉を開けると、そこにいたのは…!
世界的に有名な童話を、可愛らしいイラストとシンプルな文章でまとめた紙芝居。
演出ポイントは「がらがら声で」「優しい声で」くらいしか書かれていないので、お子様でも本文に集中して朗読できそうです。
相手にどんな絵が見えているのか、右上に小さく載っており子供の音読練習にも最適の紙芝居。
有名なお話なら、益々読みやすくおすすめです。
感想
以前紙芝居を取り入れてみたところ、4歳娘が大喜び。
絵本はかなりの冊数読むのですが、紙芝居は新鮮なのか「読んで」と言うこともあれば「読んであげる!」と紙芝居やさんになってくれることもありとても気に入っています。
今回は娘もよく知っているお話だったので読むのもとても上手で、ガラガラ声ときれいな声のポイントを上手に演じてくれました。
イラストもとても可愛いのですが、オオカミは怖く描かれているのできちんと伝わります。
オオカミに食べられてしまう、お腹を切って石を詰めるという普通に聞くと少々物騒な部分もあるお話ですが、
「おおかみに ぱくりぱくりとのみこまれてしまう」
「わるいおおかみさん、おなかをチョキンときらせてもらいますよ!」
と年少向けらしい可愛らしい言葉で表現されているので小さなお子様でも安心。
絵本の音読に飽きてしまったお子様に、紙芝居は結構おすすめです。
絵本の音読と違い、「自分が誰かに読んであげる」という少し大人気分が味わえるのできっと楽しんでくれると思います。