2012年に発行されてから、今も大人気のノラネコぐんだんシリーズ。
有名なので名前は知っていたのですが、読むタイミングを逃し今更ながら第1作目を読みました。
憎めない表情のノラネコぐんだん、1作目はパン工場で大事件です。
ノラネコぐんだん パンこうじょう
どんな本?
ワンワンちゃんのパン工場では、いつもおいしそうなパンを焼いています。
それを窓の外からジーっと眺める集団…ノラネコぐんだんです。
「パン、ああやって作るんだ。」
「簡単だね。」
そう思ったノラネコぐんだん、その晩工場に忍び込み、見よう見まねでパンを作ります。
でも最後に、大事な物を入れすぎちゃったみたい…。
「かんたんだったね。」
パン焼き窯の前で焼き上がりを待っていると、あれ?なんだか変な音…
このあと、とんでもない大事件が起こります。
ノラネコぐんだん、一体何をしちゃったの?
静かに怒る、素直に聞く。
おもしろいだけでなく、子育てする上で見習いたい姿も描かれている絵本です。
感想
大人にもファンが多い、工藤ノリコさんの作品。
この何とも言えない表情のキャラクターと、淡々とした言葉が独特の世界観を作ります。
初めて読みましたが、ノラネコぐんだんだけでなく他の絵本まで気になってしまいました。
子供は途中の「ドッカーーーーーン!!!!!」で大喜び。
それが見たくて何度も何度も読みたがります。
焼く前のクロワッサンと、焼きあがったクロワッサンの形の違い。
パンにつけられた良心的な値札。
細かな部分までしっかり描かれていて、大人の私も見入ってしまいます。
最低限のセリフで、クスっと笑わせてくれる独特の間がたまらない。
何度も読みたくなる、人気の理由がわかりました。
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |