みなさんは、お子様に昔話を読んでいますか?
ごんぎつね、おむすびころりん、舌切り雀など…
絵本を年間1800冊以上読む我が家ですが、昔話をあまり読んでいないことに気付き少しずつ取り入れるようになりました。
昔話は言葉が難しかったり、イラストがリアルすぎたりと子供の興味を引くのが難しいイメージですが、今回読んだ絵本は可愛らしく子供も最後までお話を聞いてくれました。
子供にとっても身近な教訓を学べる、うらしまたろうの絵本をご紹介します。
うらしまたろう
カタカナ | なし |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784323037219
どんな本?
むかしむかしあるところに、うらしまたろうという男がいました。
ある日浜辺でいじめられていた亀を助けると、その亀がお礼にと竜宮城へ連れて行ってくれます。
竜宮城はそれはそれは素敵な場所で、ごちそうもたくさん出てきます。
美しい乙姫様にも会い、竜宮城での生活を楽しんでいたたろうでしたが、ある日ふと残してきたお母さんのことを思い出します。
きっと心配しているに違いない…。
そして乙姫様に帰ることを告げると、お土産にと玉手箱をもらいます。
しかしそこには1つ大事な約束がありました。
「玉手箱は、絶対に開けてはいけません。」
この約束を守っていたたろうでしたが、帰ってみると故郷はすっかり景色が変わり、家もなくなっています。
そして近くにいた人に聞いて、初めて自分が何百年もの時間を過ごしていたことに気付くのです。
このあと、たろうは約束を破り玉手箱を開けてしまいます。
そして驚きの結末を迎えます…。
あらすじはみんなが知っているうらしまたろうのストーリー通り。
完結に、わかりやすく文章化されている絵本です。
そして特徴は、ふんわり優しいイラスト。
きっとみなさんもきっとどこかで目にしたことがある、いもとようこさんの作品です。
昔話として知っておきたいのはもちろん、大切な教訓も学べる絵本です。
感想
うらしまたろうを知らない娘にと本を探すと、たくさんの絵本が出てきました。
ストーリーはだいたい同じですが、作品ごとに雰囲気が全く違います。
いかにも昔話…という雰囲気の、リアルな人物絵のもの。
「~~おったそうな。」「~~だった。」など、いつも読んでいる絵本と口調が違うもの。
初めて読むのにぴったりな、完結にわかりやすく、イラストも可愛いものはないかなぁ…
と探していて見つけたのがこちらです。
いもとようこさんの作品は他にも読んでいますが、ふんわり柔らかいイラストが魅力的。
子供も表紙に興味を持ってくれました。
「りゅうぐう」「300ねん」など、幼稚園の娘が全く想像もつかない言葉が少し難しそうでしたが、読み終わってから
「浦島太郎は、どうして後悔していると思う?」と聞くと、
「遊びすぎちゃったから。」と言っていて、しっかり教訓が伝わったようです。
昔話は私自身も懐かしんで読むことができますし、このいもとようこさんシリーズで他の作品も楽しもうと思います。