絵本によく登場するのが、動物。
いぬやねこ、うさぎやライオンなど子供たちにも人気の動物はたくさん絵本が出ていますよね。
でも、この動物は知っているでしょうか?
今回紹介するのは、夢を食べちゃうあの動物のお話です。
だれもしらないバクさんのよる
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784904716991
どんな本?
怖い夢を食べてくれる、バクさん。
いつもみんなが寝静まった頃に起きて出かけるので、誰もバクさんのことを知りません。
チリリリーン!
ベルが鳴ります。
これは、怖い夢を見ている人を教えてくれるベル。
今日はウサギさんとワニさんが怖い夢を見ているみたい、早速おうちへ急ぎます。
家に入ると、うなされているウサギさん。
どうやら大嫌いなブロッコリーに囲まれている夢を見ているようです。
どんな怖い夢でも食べちゃうバクさん、一体どうやって解決するのでしょうか?
全国学校図書館協議会、日本図書館協会選定図書にも選ばれた絵本。
みんなを幸せにしてくれるバクさんのお仕事が、ほっこりとした気持ちにさせてくれる作品です。
感想
バク、見たことがないという子供も多いのではないでしょうか。
わが家は先日上野動物園で本物を見ましたが、5歳娘にとってバクはあまりメジャーではない存在でした。
日常生活であまり目にすることがないのですよね。
なので、バクがメインの絵本を見つけて早速娘と読んでみました。
「夢を食べる」と言われてもなかなかイメージがわきにくいと思いますが、怖い夢を食べてみんなを幸せにしてくれるバクさんの様子が丁寧に描かれており娘もバクについて理解が深まりました。
お話の中で泣いているヤマネコさんの涙に一工夫してシャボン玉を作るシーンがあるのですが、読んだあとに娘がドキドキした様子で
「ねぇ、あれって本当?」
と言うので「なにが?」と聞いてみると、どうやら本当に涙からシャボン玉を作れるのではないかと思ったようなのです。
すごいことを知ってしまったというような、本当なのかな…?というドキドキした様子がとても可愛らしく、あぁ子供って大人の何倍も絵本の世界を楽しんでいるんだなぁと感動しました。
私が知らないだけで、できるかもしれない。
娘のおかげで私まで無限の可能性を感じることができた絵本です。
