カラフルなパッチワークの象、エルマー。
世界20か国以上で愛される人気絵本シリーズです。
色を覚える英語絵本でもエルマーが表紙の作品をご紹介しましたが、
エルマーシリーズはとにかくカラフル。
今回は、その「色」をうまく利用したお話をご紹介します。
エルマーとヘビ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 29ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784776401407
どんな本?
いたずら好きの象、エルマー。
いつも仲間の象たちにいたずらをするのですが、今回はその象たちがヒソヒソ…。
今日は逆に、エルマーにいたずらを仕掛けようというのです。
どんないたずらがいいかヘビのところに相談に行き、みんなでエルマーに「顔色が悪いね」と言って、エルマーをびっくりさせようということになりました。
早速作戦を決行する象たち。
でもこの作戦、実は全てヘビのいたずらなんです。
ヘビは急いでエルマーのところに行って、ある作戦を伝えます。
そのおかげで象たちはびっくり大慌て!
いたずらをしかけた象たちが逆にいたずらをされてしまう、みんなでヘビに翻弄される楽しいお話です。
感想
エルマーシリーズ、本当にカラフルで読んでいて元気が出ます。
今回のお話は、いたずらの内容にエルマーの体の色が大きく関わっているのでより一層「色」に注目することができました。
途中で白っぽい泥が出てきて、それが乾いてパリパリっと割れるシーンがあるのですが、形状の変化を子供と学ぶことができました。
「泥」に触れる機会が少ないので、こういった作品中でイメージできるのはありがたいです。
お話はしっかりした長さがありますが、子供は飽きることなく何度も読み聞かせにこの絵本を持ってきます。
それぞれのいたずらが最後はみんなの笑顔に変わるお話で、気持ちよく読み終わることができますよ。