節分が終わると、季節はあっという間に春。
次にやってくるひな祭りに向けて、2月のうちに色々と絵本を読んでいます。
今回は、福音館書店の月刊購読「こどものとも」から単行本化されたひな祭り絵本を紹介します。
森のねずみたちも行事を楽しんでいますよ。
もりのひなまつり
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784834016543
どんな本?
森の近くの家にある蔵に、ねずみばあさんが住んでいました。
ある日、ねずみばあさんのところに手紙が届きます。
「私たちのねずみ子供会は、今年森のひな祭りをしたいと思います!一生のお願いです、おばあちゃんの家のおひなさまを森へ連れてきてください!」
それは、のねずみたちからのお願いのお手紙でした。
早速おひなさまの箱を開けてみんなを起こすねずみばあさん。
おだいりさま、三人官女などみんな快く出かけてくれることになりました。
途中で子供会のみんなも迎えにきてくれ、無事に森のひな祭りを始めることができました。
歌って踊って甘酒を飲んで、大盛り上がりで終わったもりのひな祭り。
ところが、帰ってみるとおひなさまたちはとんでもないことになっていたのです…!
数あるひな祭り絵本の中でも、安定の人気を誇るこの絵本。
「こどものとも」年少版に比べるとやや文章量が多めに見えますが、出版社での対象年齢は3歳~となっています。
語尾が「~チュー!」となっているのねずみたちからの手紙が、子供たちの盛り上がりポイント。
動物好きさんがひな祭りをより一層楽しめる絵本です。
感想
5歳娘は動物が出てくる絵本が好きなので、ひな祭りと一緒に楽しめるこちらを選びました。
ねずみだけでなく、うさぎ、リス、きつねなど森の動物たちがたくさん登場します。
ねずみばあさんは蔵に住んでいるので、人間たちがしまったおひなさまの箱を自由に出し入れできます。
人間たちが使う前なら…と貸し出しましたが、帰ってきてトラブル発生。
ただひな祭りをお祝いしました、だけでなくハラハラドキドキ盛り上がるので、文章の長さも気にならず娘は楽しんで読みました。
お話の中で桃の節句をお祝いする意味も自然と書かれているので、娘に伝われば良いなと思っています。
娘が生まれてから、毎年出しているおひなさま。
健やかに大きくなる娘を変わらず見守ってくれているおひなさまを大切にしようと思います。