2003年に出版されて以来、繊細なイラストとファンタジー要素あふれるストーリーが人気の「チリとチリリ」シリーズ。
記事執筆時点では8作目まで出版されています。
今回は、幻想的な海の世界を楽しめるシリーズ第2弾を紹介します。
宝石にキラキラスイーツ、夢いっぱいのファンタジー物語です。
チリとチリリ うみのおはなし
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784752002857
どんな本?
自転車でお散歩していたチリとチリリ、不思議な洞窟を発見。
チリチリリ チリチリリ
入ってみると…
出口はなんと、海の中。
サンゴの迷路を走り抜け、素敵なパーラーを発見します。
色とりどりの貝殻ソファー、チリは”波の泡パフェ”、チリリは”うみのソーダゼリー真珠クリームのせ”を食べて大満喫。
中に入っていた綺麗な貝殻を大切にポケットにしまいまた出発します。
海のホール、それからお店を発見し…
このあと、この貝殻が素敵な宝物に変身しますよ。
キラキラのスイーツや宝石、色とりどりの魚たちと過ごす楽しい時間。
色鉛筆の繊細さが際立つ、青く澄んだ海のファンタジー物語です。
感想
先日こちらのシリーズ『チリとチリリゆきのひのおはなし』を読んだ娘がすっかり気に入り、全シリーズ読みたい!と集めはじめました。
優しい雰囲気溢れるイラストの中に生き物がたくさん登場するところが好きなようです。
チリとチリリは表紙の女の子の名前ですが、絵本の中で自転車の音としても登場します。
チリチリリ チリチリリ、つい口ずさみたくなる心地の良いリズムです。
自転車に乗って色んなところに行くシリーズなのですが、今回海ということで海の中を自転車で走ります。
現実にはありえないことが起こる、絵本ならではの夢みたいなお話が堪能できました。
貝殻ソファーがいっぱいのパーラーでどれに座りたい?と聞いてみると、真珠の二枚貝ソファーを選んだ娘。
ちょうどチリリが選んだものと同じだったのでとても喜んでいました。
色鉛筆ならではの優しい雰囲気を感じる絵本で、わが家ではパパもこのシリーズがお気に入り。
ぽうっと光る明るさや、キラキラの輝きなど繊細なイラストにうっとりしてしまいます。
どのお話も1冊で完結するので、ぜひお好みの1冊から楽しんでみてくださいね。