娘が2歳の頃、イヤイヤ期が始まりました。
成長の証とわかってはいるものの、何を言っても「やだ!」と言われる日々はなかなか大変なものがありますよね。
そんな時に出会ったのがこの絵本。
「やだもんを読んでから、子供がイヤイヤ言わなくなった」
と、イヤイヤ期の子供を持つパパママに大好評のやだもんシリーズ第1作目をご紹介します。
おばけのやだもん
どんな本?
やだやだ言う子が大好きな、やだやだおばけのやだもん。
街や公園で「やだやだ!帰りたくない!」「やだ!買って!」とだだをこねる子供を見つけると、その子にくっついておばけにしてしまいます。
そんなある日、さっちゃんという女の子に出会います。
歯磨きを嫌がってやだやだ!と大暴れするさっちゃん、やだもんが捕まえておばけにしようとすると…
「わーん!ごめんなさい!」
さっちゃんは大きな声で謝ります。
そしておばけにならずに済んださっちゃんは、その日からやだやだ言わずにお友達とも仲良くし、ママの言うことをきき、お利口に過ごすようになりました。
しかしやだやだ言われなくなったやだもんは、どんどん小さくなって…ついに泣き出してしまいます。
それを見たさっちゃん、一体どうしたでしょう?
過剰に怖がらせることなく、可愛らしさのあるおばけ絵本。
「そこのきみ!やだやだ言ったら…」
と、最後はやだもんからのメッセージで締めくくられています。
感想
おばけにしちゃうぞ、と怖がらせる要素はあるのですが、愛嬌のある可愛い見た目がうまくカバーしてくれて子供も楽しく読めました。
我が家では「やだもんがきちゃうよ!」と言うと、泣いたり怖がったりするというより「きゃ~!やだ~!」と笑いながらテキパキ動くようになります。
同じように、これを読んでからイヤイヤの回数が減ったと「やだもん効果」を感じる方は多く、2歳頃(イヤイヤ期が始まる頃)から人気があるよう。
簡単な言葉で書かれているので、小さな子供でも読みやすいと思います。
我が家の娘は幼稚園児になりましたが、今でも「あれ、やだもんなの?」と言うとハッとして動き出すのでまだまだこの絵本のお世話になりそうです。
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 33ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |