今年もたくさんの絵本が出版されました。
この記事を書いているのは9月。
発売されたばかりの最新秋絵本の中から、子供の学びにもなった1冊をご紹介します。
ポンポとポコポ 秋のぎょうじ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784860767921
どんな本?
台湾や中国で「おひげのポン」が大人気のかなざわまことさんの作品。
日本の行事についておじいちゃんたぬきのポンポと、子たぬきのポコポが楽しく伝えてくれる絵本の秋版です。
TwitterやInstagramも開設されていて、行事に触れた可愛い投稿が人気です。
https://twitter.com/ponpo_to_pocopo/status/1439790165933838344?s=20
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秋のにおいで目が覚めたポコポ。
秋ってなんだ?と物知りのポコポおじいちゃんに聞いてみることにしました。
まず教わったのは「秋のお彼岸」。
お墓や仏壇を綺麗にしてご先祖様を思いやること、秋分の日の前後3日を含めた7日間をさすこと、秋分の日は昼と夜の長さがだいたい同じになること…
秋のお彼岸ではおはぎ、春のお彼岸ではぼたもちをお供えすると言った他の季節との違いについても可愛いイラストで説明してくれます。
このように、かなり詳しく行事を説明してくれる絵本。
・お彼岸
・十五夜
・ハロウィン
・酉の市
・七五三
については数ページ使ってしっかり描かれ、それ以外にも
・重陽の節句
・敬老の日
・スポーツの日
・読書週間
・もみじ狩り
についても短くまとめられています。
文字で見ると難しそうな内容も、ポンポおじいちゃんとポコポの可愛いイラストと大き目の文字のおかげで抵抗感なく読みやすいのが特徴。
本文はすべてひらがななので子供の一人読みも可能です。
お受験の季節行事対策にはもちろん、一般常識を身につけたいお子様にぴったりの内容。
ただ説明するだけでなく、絵本の始まりと終わりが前後の季節を感じるようになっているのでストーリー性も感じる絵本です。
感想
『ポンポとポコポの季節行事シリーズ』は、2021年の「春」から出版が始まりました。
今回読んだのは最新作の「秋」。
タイムリーな内容で、幼稚園の娘と楽しく読みました。
お彼岸、お月見、ハロウィンなど何をするのか知っていても、その行事の意味などは詳しく知らないこともあったので娘はとても勉強になったようです。
未就学児にも伝わるようできる限り優しい言葉で説明されているのと、説明が全て大き目のひらがなでキーワードは太文字になっていたりと読みやすく工夫されています。
そのため、娘は1人読みでこの絵本を何回も読んでいます。
ただ教科書のように説明された本だったら、こうはいかないだろうなぁと思います。
「何も知らないポコポにポンポおじいちゃんが教えてくれる」という設定が実際に読む子供たちにとってわかりやすく感情移入しやすいのかもしれません。
お恥ずかしながら私は重陽の節句を知らず、娘と一緒に勉強できました。
次は冬が発売されると思うのでそちらも楽しみです。
