子供が成長すると、集団行動や自分で取り組むことがどんどん増えていきますよね。
すると「できない」「わからない」という場面がどうしても出てきます。
そんな時、私たちは親として何と声をかけてあげればよいのでしょうか。
「何でそんなこともできないの?」
その言葉をグッと飲み込んで、ぜひこちらの絵本を読んでみてください。
当たり前になって忘れていた、あなたのお子様の素敵なところがたくさん見えてくるはずです。
あなたのすてきなところはね
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784041110539
どんな本?
あなたのすてきなところはね、おひさまみたいなにっこり笑顔。
あなたのすてきなところはね、ねぇねぇ!って話しかける可愛い声。
ぎゅっとつなぐ小さな手、スキップしちゃう可愛い足…
子供たちの素敵な部分、当たり前になって忘れていませんか?
大きくなればなるほど求めるレベルが上がっていき、褒めることが減っていませんか?
この絵本には、そんな忘れていた子供たちの魅力がギュッと詰まっています。
読んでいて泣けてしまう親御さんも多く、読まれた子供側は自分の良さを知り、子供たちの自己肯定感を高めると話題になっています。
「第2回 TSUTAYAえほん大賞」にもランクインした、読む人みんなが優しい気持ちになれる絵本です。
感想
この絵本、子供ももちろんですが大人にもおすすめです。
読み終わると、子供が元気でここにいて、ニコニコの笑顔で笑っていてくれることがなんて愛しいんだろうと改めて思えるようになりました。
毎日いっぱいいっぱいの子育て、ついイライラしたり何でできないんだろうと悩んだり…
そういうときって、子供の素敵なところが見えなくなってしまうんですよね。
あんなに可愛く笑うのに、あんなに「お母さんお母さん!」って呼んでくれるのに。
書いていてまた泣けてしまう…(※筆者、涙もろい。)
えがしらさんのイラストがまた可愛らしくて…
ぽてぽて歩く0,1歳児、好奇心旺盛な1,2歳児、自分でどんどん進んでいく3,4,5歳児。
四季を感じるページをめくるうちに、絵本の中の子供も少しずつ大きくなっていてあっという間の子育てを感じさせます。
絵本に書かれていることは、本当にささいなこと。
何かができるではなく、あなたはそこにいるだけでいい。あなたはそのままでこんなに素敵なのよ。と思わせてくれます。
実際、初めてこの本を読んだあと娘が「なんか嬉しくなった…(*^^*)」とニコニコしながらこちらを見てくれて、幸せそうな顔だったのが忘れられません。
この絵本で再確認した子供たちの良さをいつも忘れないようにしようと思います。
ふんわりとした雰囲気のとても可愛い絵本なので、おやすみ前の読み聞かせにもぴったり。
出産祝いやお誕生日プレゼントなどにも、この絵本をもらったら素敵だなぁと思いました。