読んでもらったり、自分で読んだり。
子供たちがお話を想像するにあたって、イラストはとても大切な要素ですよね。
でも、世の中には色んな絵本があります。
今回紹介するのは、その絵(写真)に驚きの秘密が隠れている話題作。
ただのきゅうり…じゃないんです。
じゃない!
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 5歳 |
ISBNコード:9784577048252
どんな本?
最初のページに出てくるのは、みずみずしい1本のきゅうり。
でも、次のページをめくるときゅうり…じゃない!
次に出てくるのは、つやつやのみかんが2つ。
でも、次のページをめくるとみかん…じゃない!
いちご、コーヒー、アイスクリームなど色々登場しますが、ページをめくると全く違う。
でも、最初のページではそうにしか見えないんです。
この絵本にはおいしそうな食べ物がたくさん登場しますが、実はどれも本物ではありません。
本当は、全く別のものに描かれたイラスト。
あまりにリアルすぎるイラストのため気付かないのです。
作者のチョーヒカルさんは、リアルすぎるボディペイントで海外でも話題のアーティスト。
人の顔や体はもちろん、物にもリアルなイラストを描いていきます。
この絵本の中でも、「〇〇…じゃない!」がたくさん登場。
「〇〇じゃない!」と差別をするのではなく、「〇〇じゃない!」を楽しんでほしいというチョーさんのメッセージが込められた作品です。
文章はほんの少しで、チョーさんの作品に圧倒される「見て楽しむ」1冊。
小さなお子様でも楽しめますが、ユーモアとして楽しむならば年長さんくらいかなと思いおすすめ年齢を5歳にしています。(あまり小さいお子様だと本物がわかっておらず、混乱してしまうかなと…それくらいリアルです。)
ページをめくる前に、本当はなんだろうと想像して楽しみ。
ページをめくって答え合わせ。
親子で楽しめる絵本です。
感想
チョーヒカルさん、テレビで拝見したことがあり本当にリアルなイラストに驚きました。
もう、それにしか見えないのです。
でも、実は違うのです。
この絵本は続編『やっぱりじゃない!』も読んでいますが、頭がバグってしまうくらいリアルなイラストがすごい。
例えば、目の前に出てきたピーマンが次のページで割れて卵だったことが判明したり。
みかんだと疑わなかったものが実はトマトだったり。
答えを見た上でもう一度見直しても、やっぱりそれには見えないものばかり。
5歳娘はこの絵本が大好きで、前作でも「和菓子」や「宝石」などお気に入りを見つけていましたが今回は少し慣れたのか「爪が見えた!」とイラストの中に隠れる本物の要素に気付くことができていました。
「これなーんだ?」から全く違うものが答えで出てくるところが子供にウケるようです。
大人でも見破れないほどのリアルなイラストで、子供と一緒にびっくりしながら読んでいます。
クイズが好きなお子様はきっと楽しめると思うので、ぜひ親子でご覧になってみてください。