私が子供の頃から、たくさんのグッズが出ている有名キャラクター。
ピンクでまるくて、愛嬌のある顔がたまりません。
今回は、フランスで生まれた人気絵本『バーバパパ』シリーズの中から音がテーマの1冊をご紹介します。
自分で楽器を作ろうと創作意欲のわくお話です。
バーバパパのがっきやさん
カタカナ | あり(ルビあり) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 16ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784062676588
どんな本?
作曲が得意なバーバララ。
早速楽器に変身したバーバファミリーが演奏してみますが…音がめちゃめちゃ。
そこで、みんなで楽器を作ることにしました。
木を削り、弦を張り、ニスを塗って…と集中するバーバパパとララ。
でもその他の子供たちは外にお散歩。
そして、あることに気付くのです。
水の音、あひるの鳴き声、鐘の音、キツツキが木をつつく音。
自然の音の良さを知り、自分たちも身の回りにあるもので音を出してみます。
さて、バーバファミリーの音楽会はうまくいくのでしょうか?
この絵本では、自然の音に気付き、自分たちで楽器を作る姿が描かれています。
工作が好きなお子様は、読めばきっと自分の楽器を作ってみたくなるはず。
最後に出てくるバーバピカリの大傑作もお見逃しなく。
感想
バーバパパ、こちらから子供に教えたことはないのに自分で選んでくるお気に入りシリーズの1つです。
やはり魅力があるキャラクターなんだなと思います。
今回の作品では、「音楽会の成功」よりも「楽器を作る、音を楽しむ」というシーンが多く描かれています。
なので、音楽会については見開き2ページ分であっさりと描かれているのみ。
「音楽会のお話」と思って読むと少し拍子抜けしてしまうかもしれません。
幼稚園に通う娘は工作が好きで、この絵本を読みながら「これがこうなったんだ!」と楽器に姿を変えたものを確かめていました。
自分の身の回りの音に注目し、自分の持っているものがどんな楽器になりそうかな?と考えるきっかけになった様子。
箱やゴムで簡単に音の出る工作ができるので、早速取り組んでみようと思います。
絵本では楽器から聞こえる音がきちんとひらがなで書いてあるのですが、最後にバーバピカリが作った壮大な楽器からは「むおおん」「おああん」と謎の音が鳴り響いていて笑ってしまいました。