今回ご紹介する絵本の表紙を見た瞬間、『キラキラしてる!』と子供が飛びつきました。
カラフルなお魚さんのほんわか日常物語かと思ったら、実はある問題を抱えていてびっくり。
絵本は中を読むまでわからないなと思った1冊です。
我が家は英語版に挑戦しましたが、最後に日本語版へのリンクもあるのでぜひご覧ください。
THE RAINBOW FISH
どんな本?
日本では谷川俊太郎さんの訳で『にじいろのさかな』として有名な絵本。
主人公は表紙に描かれているキラキラの美しいうろこを持った魚。
きれいなうろこを誰にもあけず、ひどい態度をとった噂が広まり彼はひとりぼっちに…。
しかし物知りなタコのアドバイスを実践するようになると、彼の周りにはまた海の仲間が集まるようになりました。
最後のページの楽しそうな魚たちと、輝くうろこの行方に注目してみてください♡
感想
私は英語版で初めてこの本を読みました。
表紙から受けた勝手な印象では『Get away!』なんて言いそうにもないほんわかしたお魚さんだと思っていたので、読んでみて内容の深さに驚き。
読み聞かせがメインなので英文はしっかりとありますが、1つ1つの単語は難しくないため大まかな内容は子供に伝えられると思います。
「キラキラ」の表現が英語だと「sparkling」「shiny」など様々な単語で使い分けられていて、すごく勉強になりました。
実はこちらの絵本、大切なものを分け与えないと友達になってもらえないの?という意見もあり、賛否両論。
私は「あげる・あげない」より、『どんなに綺麗でも1人で寂しかったら意味がない。仲間がいるから人生は豊かになる。』というのを強く感じ、肯定的な見方で娘と読みました。
とってもきれいだけれど、ひとりぼっちだと…
本当に幸せなことって何?と、大人の自分も考えさせられた1冊です。
カタカナ | ー |
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漢字 | ー |
ページ数 | 26ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |