先日、アメリカのベストセラー絵本『IF YOU GIVE A MOUSE A COOKIE』を読みました。
アニメ化されているくらい大人気の作品で、日本でも『もしもねずみにクッキーをあげたら』というタイトルで翻訳出版されています。(現在この絵本は廃盤で、オークションなどでないと手に入りません。持っている方はとても貴重なのでぜひ大切にしてくださいね。)
今回ご紹介するのは、その『もしも…』シリーズ第3弾。
おいしそうなパンケーキと、かわいいこぶたのお話です。
IF YOU GIVE A PIG A PANCAKE
If You Give a Pig a Pancake (If You Give...)
カタカナ | ー |
---|---|
漢字 | ー |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9780060266868
どんな本?
朝食にホットケーキを焼くおいしそうなにおいにつられて、1匹のこぶたがやってきます。
パジャマ姿の女の子がホットケーキを差し出してお話スタート。
If you give a pig a pancake,
もしもこぶたにホットケーキをあげたら…
こぶたは、syrup(=シロップ)をほしがるだろう。
もしこぶたにシロップをあげたら…
こぶたは、sticky(=べたべた)になるだろう。
もしべたべたになったら…
このように、「もし〇〇したら~…」と連想ゲームのようにお話が進んでいきます。
次から次へと浮かんでくるこぶたの思いつきに、あたふた付き合あわされる女の子。
もしもシリーズで女の子が登場するのは、本作が初めてです。
この絵本では、ifとwhenの使い分けが勉強できます。
(ifはどうなるかわからないとき、whenはほぼそうなることが確定しているとき)
最後、またこぶたにホットケーキをあげる流れになり、最初のページに戻ってエンドレスになるのがこのシリーズの特徴。
こぶたに振り回されっぱなしの女の子ですが、第1弾のねずみとクッキー、第2弾のムースとマフィンと同様に中の良い姉妹を見ているようなテンポの良い絵本です。
感想
第1弾のねずみとクッキーがおもしろかったので、他のシリーズも読んでみることに。
動物とお菓子の組み合わせなので、英語絵本ですが娘も興味を示してくれました。
特に今回は女の子が出てくることで、自分に重ね合わせながら楽しんでいました。
1ページに2行くらいの英文で、「もしも○○ならば…」とお話が連鎖しているのでわからない単語も絵を見れば想像できると思います。
1作目、2作目同様にやりたい放題のこぶたですが、女の子が一緒だからなのかなんとなく可愛らしい印象で読めました。
1,2作目は、とにかくパワフルで有り余っているような…男の子を見ているような印象。
本作は、おてんばな女の子を見ているような印象です。
次は何が起こるのか、大人の私もワクワク。
日本でもアメリカでも、子供たちに人気の作品です。