チャイルドブックの月刊購読絵本をご存じですか?
ジャンル別にコースが分かれていて、子供の楽しい学びとなる内容ばかり。
今回は、科学する力を育む『ビックサイエンス』で出版された製造過程を楽しめる絵本をご紹介します。
子供たちが大好きなチョコレートについて詳しくなれるお話です。
チョコレートおいしいね
チョコレートおいしいね (サンチャイルド・ビッグサイエンス)
カタカナ | あり(ルビあり) |
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漢字 | なし(大人用の説明文には漢字あり) |
ページ数 | 31ページ |
本のサイズ | A3くらい |
おすすめ月齢 | 5歳 |
ISBNコード:9784805443675
どんな本?
4・5・6歳向けのサンチャイルド月刊科学絵本『ビックサイエンス』。
科学する心を育むことを目標に、様々なテーマを取り扱っています。
今回読んだのは、チョコレートについて学べる1冊。
全て写真で構成されているので、知育を意識するご家庭にもおすすめです。
大きなページをめくると、おいしそうな板チョコを持った女の子。
子供達の身近なお菓子のひとつですが、何からどんな風にできているのか知らないお子様も多いはず。
どうやってできるのか、見てみましょう。
まず出てきたのはカカオの木。
枝にぶら下がっているのは、原料であるカカオの実です。
そのカカオからカカオ豆を取り出し、船で日本に運ばれてきます。
それをチョコレートに変えるのが、チョコレート職人です。
火であぶり、皮を取り、細かく砕き…
みんなが知っているチョコレートの形になるまで、こんなに時間がかかるなんて。
カカオ豆が甘くないなんて。
文章、セリフ、説明など文字は多いですが、色やフォントを変えて読みやすく工夫されています。
子供向けの文章とは別に「先生・おうちの方へ」と小さく説明書きがあり、そこにはより詳しい情報が載っています。
知らないことだらけの1冊は、きっと子供達の知的好奇心をくすぐるはず。
たくさんの工程を経て、最後はおいしそうなチョコレートパーティーが開催されますよ。
感想
こちらは図書館で見つけた絵本。
おいしそうな表紙に私が手を伸ばすと、チョコレート大好きな娘もすぐ興味を示してくれました。
大きめの本ですが、月刊絵本ということもあり薄くコンパクトに作られています。
でも、ページはしっかり厚みがあるので扱いやすかったです。
実物大のカカオ豆の写真は、ペラッとめくれるようになっていて
切る前⇒切ったあと
と変化を楽しめるような作りになっていました。
写真には矢印がついていて流れがわかりやすく、単調な絵本ではないので4歳の娘も飽きることなく最後まで読み進められました。
初めてみるカカオの実、なかなか見る機会のない製造現場、全て写真というのが工場見学のようで大人の私も楽しめました。
説明があるので文章は多めですが、文字が読みやすく読み聞かせも大変ではなかったです。
大好きなチョコレートが、まさか外国から始まっていたなんて。
自分の手元に届くまでにどんな人たちがどんな風に扱っているのか、それを知ることで愛着や感謝の気持ちに繋がればいいなと思います。