子供たちが大好きな苺。
ショートケーキに乗っていたり、お洋服などに可愛くプリントされていたり、見た目も可愛い果物です。
今回は、そんな苺の意外な姿を見ることができる絵本を紹介します。
福音館書店の「こどものとも」から生まれた作品です。
いちご
カタカナ | なし |
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漢字 | なし |
ページ数 | 24ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |
ISBNコード:9784834008340
どんな本?
わたしはいちごです。
わたしもいちごです。
でも、見てみると描かれているのは地面に生えた葉っぱだけ。
本当にいちごなの?
ページをめくると冬になり、雪にうもれた葉っぱ。
ページをめくると、雪が溶けて顔を出した葉っぱ。
そしてページをめくると…あ、少し葉っぱが増えてきた。
つぼみができ、花が咲き、苺の実がなるまでを丁寧に描いた作品。
かなり実写に近いリアルなイラストで、いちごのみずみずしさも伝わります。
福音館書店の月刊購読絵本「こどものとも年少版」から単行本化しているので、2歳頃から小さな子供も楽しめる1冊です。
感想
こちらはもともと福音館書店の月刊絵本「こどものとも」で発行された作品。
その後単行本化され、30年以上愛されている1冊です。
「いちご」に特化した絵本で、子供たちが知らない苺の姿がたくさん。
普段スーパーで売っている苺だけではわからない、春夏秋冬の苺の様子がみられます。
苺の葉、苺の花、なかなか本物を見る機会はないので5歳娘も成長の流れを眺めて興味津々。
1歳息子は大好きな苺に大興奮です。
イラストですが、本物のようにリアルで細かい部分まで良くわかるように描かれています。
いちご図鑑のような1冊ですが、「わたしはいちごです」「わたしもいちごです」とそれぞれのいちごたちがお話しているような文章で楽しく読めました。
いちご狩りの前後で読んだらきっと現実とつながって楽しいだろうなと思います。