大人にもファンの多い、絵本作家のきくちちきさん。
独特のタッチ、鮮やかな色の使い方、飾れる絵本としてそのデザイン性も人気の1つです。
そんなきくちさんが描いたのは、7匹のかえるたち。
ページをめくるたびに増えていく色彩が美しい1冊を紹介します。
いろいろかえる
カタカナ | なし |
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漢字 | なし |
ページ数 | 24ページ |
本のサイズ | A3くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784032326703
どんな本?
朝になりました。
食べるの好きな緑のかえるが、草むらで虫をつかまえてごきげんです。
そこへ、跳ねるの好きな黄色のかえるがやってきました。
お日さまの光をあびて、元気いっぱい飛び跳ねます。
踊るの好きな桃色かえる、泳ぐの好きな青色かえる…
ページをめくるごとに増えていくかえるたち、どんどん鮮やかになる画面がなんとも美しい1冊。
ブラチスラバ世界絵本原画展で2度も受賞しているきくちさんの魅力が詰まった作品は、子供だけでなく大人にも大人気。
視覚に飛び込んでくる色の世界を楽しみましょう。
感想
きくちちきさんの絵本は、秋に読んだ『もみじのてがみ』がとても素敵で印象に残っています。
どこに飾っても絵になるようなお洒落な雰囲気で大人のファンが多いというのも納得。
わが家は5歳娘と読みましたが、今回の絵本は文章が繰り返しに近く、語呂も良いので小さい子供が好きそうだなと思いました。
最初は少ない色彩がかえるの登場とともにどんどん増えて鮮やかになっていく絵本の作りも変化があって楽しめます。
迫力満点のイラストで、サイズも絵本の中では大き目。
大人数での読み聞かせが盛り上がりそうです。
最後に出てくる黒いお父さんかえると銀色のお母さんかえるがなんとも綺麗で、娘が「夜空の色」と表現したのがとても素敵だなと思いました。
最後はおやすみなさいに繋がるので、おやすみ前の読み聞かせにもぴったりですよ。