娘のお受験を意識した頃から、知育になる絵本を探すようになりました。
色々調べる中で、多くの人がおすすめしていたのが今回ご紹介する絵本シリーズです。
未就学児が算数の概念を学ぶのにぴったりで、お受験ママにも評判の絵本。
発見の喜びと創造の楽しさに満ちた数学絵本です。
はじめてであうすうがくの絵本1
カタカナ | あり(ルビなし) |
---|---|
漢字 | なし |
ページ数 | 102ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784834009088
どんな本?
この本は、4歳頃~小学生までを対象とした絵本シリーズの第1巻。
算数だけでなく、他の学問全般に共通する考え方を知ることができる知育絵本です。
具体的にこの本で学べるのは
・なかまはずれ(同じ絵の中からひとつだけ違う絵を見つける)
・ふしぎなのり(2つ以上のものがくっついたものを考える)
・じゅんばん(整列されているものの順を導く)
・せいくらべ(垂直にして比較、またそれを計測する) など。
なかまはずれでは乗り物、果物、動物など様々なジャンルの集合がありますが、大人でも即答できないようなものも。
ふしぎなのりでは、全く違う2つの物を合体させていく例から図形の組み合わせに繋がります。
じゅんばんでは、順序を数える基礎となる考え方を、せいくらべでは距離・水量・時間など様々なものを1本の直線に揃えて比べるということを学びます。
カラフルなのに控えめな雰囲気漂うイラストで、勉強っぽさを感じずクイズを解くような感覚で読める絵本。
数学の理解に必要な地頭を鍛えたい方におすすめの、楽しい1冊です。
感想
幼稚園児の娘が4日(合計2時間ほど)で読み終わりました。
考えるページがたくさんあるので、時間がかかりました。
なかまはずれでは
「はしご車・バス・クレーン車・自転車・スポーツカー etc…」
「キリン・象・しまうま・リス・鳥・ねずみ etc…」
「すいか・ビワ・さくらんぼ・梨・柿・レモン etc…」
など一瞬考えてしまうような似たもの問題も多く、
ふしぎなのりでは
正方形から切り出した図形を組み合わせて、例に出ている形を作るという問題が19問。
この1冊で問題集を解いているくらい、もりだくさんの内容が楽しめました。
わが家ではじゅんばんのところで出てきた「お芝居のチケットに書かれた座席はそれぞれどこでしょう?」という座標問題で娘の注意点が見つかりました。
「♧の前から4列目左から3番目」
を見て、次のページの座席表から探すのですが座席表の前後を確認しなかったので後ろから数え始めてしまいました。
数字や数え方はあっていても前後が違うと全く変わってしまうので、娘がそれに気付けたのはよかったです。
トランプ、水の量など家であまり実践できていないものも出てきて、強化ポイントもわかりました。
逆に、あまり家でやっていなかった形作りの問題は最初少し時間がかかったものの、慣れてくると1人でどんどん解いていくのでびっくり。
並んだトランプのところどころ抜けているカードは何でしょう?という問題も即答できたので、娘の得意な部分が見えてきました。
大項目にすると前述した4つですが、その中でも色々な側面で考える問題が出てくるのでこの1冊が終わる頃にはかなり娘の頭がほぐれているように感じました。
お受験準備にはもちろん、生活に必要な力がつくので4歳頃から楽しめるようになった子供たちにおすすめのシリーズです。
お子様に読む時期が早すぎて「難しくてこの本嫌!」ってなってしまうともったいないので、お子様の様子を見ながら少しずつできる部分から楽しんでみてくださいね。