年間1800冊以上の本を読む我が家。
育脳のために子供に音読してもらうのですが、ちょっぴりマンネリ気味…。
そんな時、子供が嬉々として読み上げてくれた作品があります。
たまには気分を変えて、紙芝居はいかがですか?
ぱん・ぱん・パンやさん
紙芝居 ぱん・ぱん・パンやさん (年少向けおひさまこんにちは)
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | 本文にはなし(説明部分のみあり、ルビなし) |
ページ数 | 8枚 |
本のサイズ | A3くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |
ISBNコード:9784494093144
どんな本?
こちらは絵本ではなく、紙芝居です。
童心社から出版されている定期刊行のシリーズ『おひさまこんにちは(年少向)』より、2019年出版の観客参加型紙芝居をご紹介します。
パン屋のコッペさんは、毎日おいしそうなパンを焼いています。
今日のパンはあんパン、ソーセージパン、メロンパン…
人気のパンをどんどん作っていきます。
ああ忙しい忙しい…
慌てるコッペさん、うっかりつまずいて小麦粉をバッシャーン!!!
なんてことでしょう、急いで片付けようとするコッペさんですが、今度は慌てすぎてパンを焦がしてしまいます。
ああもう、やだやだ…。
すっかり落ち込んでやる気をなくしたコッペさん。
このあとパン屋さんは一体どうなってしまうのでしょうか。
イラストの裏に文章が書かれた紙芝居。
ただ文章だけでなく、「明るい声で」「子供たちに問いかけながら」など上手に読むためのポイントまで書かれています。
紙を抜くタイミング、少し間をあけるタイミングは文章の途中で書かれているので大変読みやすく、音読練習としても最適。
オリジナルの歌も登場し、聞き手が一緒に歌って楽しめる参加型のお話です。
感想
ずっと気になっていた紙芝居、初めて挑戦してみました。
娘が喜ぶかなと思ったら案の定テンションMAX。
同じ読み聞かせでも、絵本とはまた違う特別感があります。
今回のお話は、私も娘も大好きな「パン」がメイン。
おいしそうなパンがたくさん登場するのでもちろん気に入ったのですが、私は特に「ああいやだいやだ…。」とやる気をなくしてしまうコッペさんの人間らしさに魅力を感じました。
誰だって嫌なことが続くとやる気をなくしてしまいますよね。
娘も「ああいやだいやだ…。」の部分は笑いながら見ていて、日常生活でもちょっと嫌なことがあるとコッペさんのマネをするように。
でもそれを見ると娘も私も笑ってしまうので、この紙芝居のおかげで嫌な気持ちがパッと消えるようになりました。
娘は読み手にも初挑戦。
紙の抜き方やセリフへの感情の込め方、とても上手で驚きました。
文章を読む側にもどんなイラストが見えているのか小さく記載がありますが、白黒で見にくく娘はきっと楽しめないのではないかと思いました。
しかし、白黒なんて全く気にせずカタカナもスムーズに読んでいて、1歳の弟にも読み聞かせてあげたりと「読む」ことを積極的に楽しんでいました。
絵本の音読に飽きてしまった方は、ぜひ紙芝居を試してみてほしいです。
幼稚園などで紙芝居を知っている子供は特に、先生気分で楽しんでくれると思います。