娘が3歳の頃に見つけて以来、お気に入りの絵本があります。
春夏秋冬をテーマにした、季節を学べるシリーズ絵本。
今回は「秋」がテーマの1冊をご紹介します。
形で感じるという珍しい側面で、お子様も考えながら楽しめるはず。
なんのかたち あき
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784904716106
どんな本?
「秋」という季節を、形で考える絵本。
ページをめくるごとに、秋にちなんだいろんな形が現れます。
たとえば「もみじ」。
2つに分解されたもみじの形が、左右のページにそれぞれ載っているのを見て頭の中で組み合わせて想像します。
分解された状態では色がついていないので、形と「秋」というヒントから想像するようになります。
形の組み合わせを楽しみながら、形への関心を高めることができる脳トレ絵本です。
形の分解もそうですが、「赤とんぼ=秋」というように季節にまつわる物を学べるのもこの絵本の特徴。
「秋」という季節を想像しながら楽しめる1冊です。
感想
このシリーズは他の季節も読んでいるのですが、色や形をテーマにした作りがとても素敵で、季節が変わるごとに読みたくなるうちのひとつ。
今回の「形」では、ある形を分解する・合体させるというのを頭の中で考えるので、想像力が鍛えられると思います。
絵本には「菊」「コオロギ」なども出てくるのですが、このあたりは分解されるとかなり難解です。
ただ、「菊」だと食べ物や乗り物ではなさそうだな、とか「コオロギ」だと足の部分から生き物っぽいな、とかそういった推測ができることも大切だと思うので、簡単すぎず幼稚園児の娘も楽しめていました。
形の合体を想像するだけでなく、秋と言えば…?
と、季節に関する情報が身につくところも気に入っています。
他にも『なんのいろ』、『なんのおと』、『みつけよう!』というシリーズで、それぞれ春夏秋冬の4種類ずつ出ているのでその時期にぴったりの絵本を子供たちと楽しみたいです。