ノラネコぐんだんシリーズでお馴染みの、工藤ノリコさん。
わが家はパパ含め家族でハマり、工藤さんの描くキャラクターの可愛らしさや世界観に夢中です。
そんな工藤さんの作品、ノラネコぐんだんだけではありません。
今回は大人気のピヨピヨシリーズから、スーパーマーケットが舞台の1冊をご紹介します。
ピヨピヨスーパーマーケット
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 28ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |
ISBNコード:9784333020423
どんな本?
子連れでスーパーマーケット、想像してみてください。
商品を手に取り勝手にカゴに入れる、お菓子を欲しがってダダをこねる、気付いたらいなくなっている…
きっと子育て中の方なら共感できることばかりではないでしょうか。
そんなピヨピヨたちとママのお買い物を描いたお話です。
ママの目を盗んで好き放題お菓子を選ぶピヨピヨたちですが、結局ママに見つかって没収されてしまいます。
ふてくされるピヨピヨたち、ママが買ったのはお野菜やお肉、食パンなどいつもの食材ばかりです。
でも、グチグチ言いながらパパとお風呂に入っているうちにママはせっせとお料理。
お風呂からあがって食卓を見たピヨピヨたちは大喜び、そこにあったのは一体…?
この本の特徴は、とにかく細かい描写。
陳列されたスーパーの品物には全て値札がついていて、パッケージも忠実。
ホウレン草は128円、バナナはセール価格98円、ぶりは298円…
とてもリアルですよね。
ちょっと目を離したすきにいなくなったピヨピヨたちは、見開きページの中に隠れてしまい宝探しのように楽しむこともできます。
「ご自由にどうぞ」と書かれた試食用のさくらんぼをごっそり握りしめる抱っこ紐の赤ちゃんや、お菓子売り場で床に寝転んでダダをこねる子供。
あるあるの光景にママたち共感の嵐です。
笑いながら、最後は温かい気持ちになれるアットホームな1冊です。
感想
工藤さんの絵本は、本当に設定が細かくておもしろいですね。
スーパーの値札全部見てしまいました。
お母さんが目を離したすきにお菓子売り場でカゴいっぱいお菓子を詰めるピヨピヨの姿は、見ているこちらまで楽しくなってしまいました。
このページでは、絵本を読みながら娘と私もお買い物して遊びます。
お菓子は買わなかったけれど、ママが買った食材はちゃんとピヨピヨたちの大好きなごはんになるんですよね。
毎週娘と息子を連れてスーパーに行くので、娘は嬉しそうに読み返しています。
自分の知っている場所が出てくるので嬉しいようです。
最後は「おやすみなさい」につなげられる、寝る前の読み聞かせにもぴったりの絵本。
ノラネコぐんだんと出版社は違いますが、本のサイズは同じなのでぜひ並べて揃えてみてくださいね。