頭の良い子が読む本ナンバーワンと言っても過言ではない「図鑑」。
でも、ずっと絵本を読んでいた子供にとって突然の実写は少しハードルが高かったりします。
そんな時、子供がすんなり楽しみやすい図鑑をご紹介します。
30万部突破の『コドモエのずかん』シリーズで、大好きなお菓子の世界をのぞいてみましょう。
おかしのずかん
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 28ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784592762812
どんな本?
白泉社から出版された『コドモエのずかんシリーズ』。
大森裕子さんの描く写真と見間違えるようなイラスト図鑑絵本第4弾は、みんな大好き「お菓子」がテーマです。
載っているのは
・ケーキ
・パイとタルト
・ちいさな焼き菓子
・粉のお菓子
・メレンゲのお菓子
・チョコレートのお菓子
・和菓子
・クッキー
・冷たいお菓子
・クリスマスのお菓子
・コロコロお菓子
全部で147種類のお菓子。
最初のページに6匹のうさぎたちが登場し、各ページにひょこひょこ登場しながら最後はお菓子フェスティバルを開催します。
この絵本の特徴は、全てイラストというところ。
苺のツヤ、たい焼きの焼き目、焼き菓子のバターたっぷりの色…
食感やにおいまでしてくるようなリアルさです。
それぞれに一言説明があるのはもちろん、どの国のお菓子かわかるよう全て国旗マークがついているのも図鑑らしくて良いですね。
手描きとは思えないクオリティに、各地の書店員さんも絶賛のシリーズです。
感想
『kodomoe(コドモエ)』とは、白泉社の子育て情報誌のこと。
もともと『絵本専門雑誌MOE』から生まれたこともあり、絵本に関する情報が多いのが特徴です。
そのコドモエ最新号で大森裕子さんの『くだもののずかん』がついていたのをきっかけに大森裕子さんのイラスト図鑑にハマってしまいました。
今回、ちょうどこの絵本を手にした頃娘がケーキコンテストにイラストを描いていたこともあり、親子で何度も眺めました。
イラストではありますが、本物の図鑑のように細かく娘は一生懸命参考にして絵を完成させていました。
同じスポンジケーキでもスポンジの部分の色はもちろん違いますし、焼き菓子もそれぞれ違った色で表現されているので見ていて本当に飽きません。
また、うさぎたちが最初と最後(途中にもひょこっと顔を出したりします)に現れるので絵本らしさもありとても楽しい1冊です。
ひとつひとつに細かい説明があるので読み聞かせには向きませんが、図鑑ほどのボリュームではないので子供が一人でじっと眺めるのにぴったり。
子供だけでなく、大人もハマれるイラスト図鑑です。