2021年、Twitterであるツイートがバズりました。
半分冗談で買った相対性理論と量子力学の絵本、息子のお気に入りで何百回と読まされているので苦痛。誰がこんな絵本買ったんだよ、私だよ。 pic.twitter.com/fKRQywcBfV
— たまこんぶ (@Tamakombu) September 19, 2021
ここから一気に話題となり完売続出したのが、今回紹介する絵本シリーズ。
わが家でも1歳息子が愛読するボードブック絵本です。
ロケットかがく for babies
ロケットかがく for babies (Baby University)
カタカナ | あり(ルビなし) |
---|---|
漢字 | なし |
ページ数 | 25ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 1歳 |
ISBNコード:9784763139344
どんな本?
数学者であり物理学者でもある作者のクリス・フェリーさんが、赤ちゃんでも楽しめるように作ったボードブック絵本。
日本でも『そうたいせいりろん』『りょうしりきがく』が出版され、新たに出版されたのが本作です。
ロケットがどのように空を飛び宇宙に行くのか、目に見えない2つの力をわかりやすく説明してくれます。
表紙をめくると、出てくるのは丸いボール。
ボールが動くと前から風がくる。
その風は、ボールをよけていく。
その風の流れを球体や矢印でシンプルに描き、目に見えない2つの力でロケットがどのように飛んでいるのかを伝えてくれます。
文章は短く子供向け。
「まあるいボール」で1ページ使うくらい、簡単な言葉のみで構成されています。
こちらの対談でお二人の読み聞かせもあるので、ぜひご覧になってみてください。(読み聞かせは9:00頃~)
作者のクリス・フェリーさん自身も4人の子供の親であり、訳者の小野さんも娘さんがいるパパ。
「壮大な理論を学ぶのに早すぎることはない」と信じて子供たちと接しているからこそできた絵本です。
未来の天才たちにとって、きっとこの絵本がひらめきの種になるはず。
感想
先に出ている2冊も持っているので、楽しみにしていました。
英語版では他にもたくさんの種類があり、日本語版が待ち遠しいですね。
🇦🇺 Aussie friends! https://t.co/ygkz5dIANU
🇨🇦 Canadian friends! https://t.co/kleZq8DtyC"
🇺🇲USA friends! https://t.co/zIRctLj0Zr
🌍All friends! Let me know where you've found my books locally! pic.twitter.com/PtvStKr3Om
— Chris Ferrie (@csferrie) September 24, 2020
今回はロケット科学がテーマで、訳者の小野さんはNASAジェット推進研究所の技術者。
専門家が訳しているので、とにかくわかりやすいです。
2021年10月29日に行われた対談(↑に貼ったyoutubeです)も英語の勉強にとリアルタイムで拝見したのですが、とても和やかな雰囲気でした。
小さなお子様のいるパパというだけで親近感がわきます。
子供に読みやすいのはもちろん、私のように全く知識のない大人にとってもありがたい絵本でした。
ロケットの形、浮かぶ理由、飛んでいく理由がたった25ページ読んだだけでよくわかります。
5歳娘はなんとなく理解、1歳息子はまだわかっていないと思いますが線を指でなぞったりロケットを指差したりと気に入って本棚から自分で出してきます。
今はこうして興味を持って眺めてくれるだけで良いなと思っています。
大人でも説明できないような難しい概念が子供に伝わると世界中で話題の絵本シリーズ。
文章が短く、イラストもシンプルでとにかくわかりやすいのが人気の秘密だと思います。
ロケットや宇宙に興味のあるお子様はもちろん、そうでなくても簡単で読みやすいのでぜひご覧になってみてくださいね。