保育園、幼稚園、学校などで必ず取り組むのが季節行事。
工作や絵画などでその季節にあったものに触れ、子供たちは一般常識を学んでいきます。
我が家は子供のお受験もあり季節行事は大切にしているつもりですが、1年の間にどんなことがあるのか絵本を読んで身近に感じてほしいなと色々探しました。
今回は、中でも娘のお気に入りとなった1冊をご紹介します。
カレンダーでんしゃがやってくる!
カレンダーでんしゃが やってくる! [知育・でんしゃの絵本] (こどものほん)
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784330938189
どんな本?
ホームでカメラをかまえる男の子。
そこへやってくるのは、1月から12月の不思議な電車たちです。
1番線にきたのは、おもち特急お正月行き。
先頭車両の鏡餅と、後ろにぷぅっと膨らんだおもちの車両が続きます。
ホームには門松やだるまとお正月にちなんだ飾りも。
続いて2番線にきたのは、恵方巻急行節分行き。
1本まるごと恵方巻の電車には、鬼が乗ってみんなで豆まきが始まります。
3番線にはひなまつり行き、4番線にはお花見行き…と、毎月の行事が同じ数字のホームにやってきます。
1~12番線までその月にぴったりのユニークな電車がたくさん登場し、最後にスペシャルな電車も。
そしてこの絵本、何と言っても文章が特徴的。
全て車内アナウンスをマネた文章で書かれているので、車掌さんのように読んで益々楽しむことができます。
イラストの左右に実際のカレンダー同様に数字がふってあったりと痒い所に手が届く絵本。
お受験や一般常識として季節感を養いたい方はもちろん、電車好きさんにもおすすめの作品です。
感想
娘のお受験に向けて季節を覚えるためにとこの絵本を読みましたが、勉強感は全くなく娘も私も「楽しい絵本」として何度も読んでいるお気に入りの1冊です。
イラストははっきりした色遣いと親近感のわく可愛らしいタッチ、そして何と言っても文章が最高!
どこからどう見ても車内アナウンスをパロっていますよね?
というテンポのよいセリフに、季節を感じる一言が。
特別電車好きというわけでもない娘が大笑いして喜ぶので、電車好きさんが読んだらどれだけ喜ぶのかしらと気になっています。
読んでいるこちらもいかに車掌さんっぽく読むかと中川家をイメージしながら頑張ってしまいました。
表と裏表紙の裏側には男の子が撮影したであろう写真がずらっと並び、何をどのアングルで撮ったものなのかと探すお楽しみも。
読み手も聞き手も同じテンションで楽しめる電車絵本、4歳娘お気に入りの1冊です。