お受験で必ず出題されるのが「季節」に関する問題。
季節行事はもちろん、季節の花、旬の食べ物など様々な知識が必要になります。
そんな季節問題を勉強感なく、絵本で楽しもうと探した作品をご紹介します。
今回は、料理の作り方も学べる「お正月・節分」がテーマの絵本です。
どうぶつ村のごちそうごよみ ふゆ おしょうがつ せつぶん
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 23ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784251003720
どんな本?
北風のふく中、元気に外遊びをする動物たち。
そんな中、ねずみのともくんはおばあちゃんのおうちに新年のご挨拶に向かっています。
おじいさん、おばあさん、おじさん、おばさん、いとこもあわせて集まったのは27匹。
家系図も賑やかです。
新年のご挨拶をして、お年玉をもらったら早速お正月のお祝い。
数の子、黒豆、昆布巻き、田作り、くわい…
どんな意味が込められているのかも書かれ、学びもあります。
全員並んでおせちを囲み、かるたで遊び、帰って行ったら今度は節分のお話へ。
節分の方が2ページだけ少ないですが、豆まきやこたつに入ってみんなで談笑するシーンなど温かいイラスト満載の絵本。
おせち料理のそれぞれの意味、豆まきの豆を煎るなど、そこまでは知らなかった…!
という情報と家族や友達との楽しい雰囲気が伝わる1冊です。
感想
5歳娘のお受験対策に見つけた絵本。
作り方などは載っていますが、番号がふられるほど難解ではないので全体を通して勉強感なく楽しんでくれました。
1996年初版の絵本で、恵方巻は載っていません。
おせち料理、栗きんとんの作り方、お正月遊びの様子、おにのお面の作り方、豆まき、はちみつ湯の作り方など「食べ物」をテーマに子供が楽しめる内容でした。
おせち料理の意味は、完結に短く書かれているので勉強くささがなく子供もすぐに覚えてくれました。
詳しく書かれた情報も大切ですが、記憶に残るのはこういった短い文章なのかなと感じました。
そして個人的にこの絵本のお気に入りポイントはねずみのともくんの「家系図」が出てくるところ。
ひいおじいさん→おばあさん・おじいさん→5匹の子供→その子供たち
と、血の繋がりがある側に線を引いたきちんとした家系図が登場するのです。
もちろんここは絵本のテーマではありませんが、初めて見る家系図に娘は興味津々でご先祖様や命の繋がりを意識するきっかけになったように思います。
食べ物を中心にそれ以外にも学びの多いこちらの絵本は、春夏秋冬で全4冊出ています。
季節に合わせて読んでいきたいと思います。