『どんどこももんちゃん』シリーズなどでお馴染みの、とよたかずひこ先生。
ももんちゃんは、子供が赤ちゃんの頃から読んでいるお気に入りの1冊です。
同じ先生の作品と知らずに、娘が読みたがった絵本があります。
可愛らしいワニ先生と、動物たちの保育園のお話です。
バルボンさんとさくらさん
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784752001355
どんな本?
ワニのバルボンシリーズ、第4弾。
主人公のバルボンさんと、可愛らしいリボンのワニさくらさんが登場します。
さくらさんは、動物園の中にある保育園で先生をしています。
しろくま、コアラ、ペンギン、カンガルー、きりん…
動物園の動物たちが、子供を預けにやってきます。
子供たちはみんなさくらさんのことが大好きでしたが、特にコアラちゃんとカンガルーくんはさくらさんが大好き。
ボール遊びをしている時も、お昼寝の時も抱っこにおんぶで離れません。
でもお迎えの時間になると、お父さんとお母さんが大大大好きになります。
実はバルボンさんも、さくらさんのことが大大大好きです。
自分の仕事が終わるとさくらさんを手伝いにきて、2人で仲良く帰ります。
そして帰るのは同じおうち。
そう、2人は結婚しているんです。
「大好き」という言葉がたくさん登場する、温かいお話の絵本。
シリーズ1巻から読んだ方がスムーズだと思いますが、この巻1冊だけでも問題なく楽しめますよ。
感想
とよた先生のイラストは丸みがあって、読むだけで優しい雰囲気を感じます。
今回、ワニのバルボンシリーズを初めて読みましたがとても読みやすく、1巻目から読みたくなりました。
文章は少なくシンプル。
だからこそ「大好き」や「けっこん」という言葉のインパクトがあります。
動物たちの保育園ということで色んな動物の子供が出てくるのですが、みんなとにかく可愛くてお昼寝のシーンなんかたまりません。
そして仕事を終えて家に帰ったバルボンさんとさくらさんの姿も、共働き夫婦のホッとする時間という感じで素敵です。
4歳娘はこの絵本が大好きで、何度も音読しています。
保育園(幼稚園)は自分も知っている場所なので親近感があるようです。
日本人は海外に比べると「大好き」という言葉をあまり遣いませんが、この本ではたくさんの大好きが溢れていて心が温まりました。
子供たちが、たくさんの「大大大好き」に出会えますように。