我が家で絵本を読むときに意識しているのが、季節感。
今年は年末年始の絵本もたくさん探して読んでいます。
今回ご紹介するのは、筑波大附属小学校の先生が作者の絵本。
お正月の様子や、子供たちに伝えたい日本の伝統的な遊びが描かれています。
いろいろなお正月あつまれ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 31ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784803132304
どんな本?
みなこちゃんは、年末におじいちゃんおばあちゃんの家に行きました。
親戚も集まり賑やかな中でお正月を迎える準備を始めます。
餅つき、大掃除、お正月飾り、やることを終えたらのんびり大晦日を迎えます。
テレビを見ながらトランプをし、年越しそばを食べ…
そして迎えた元日。
お座敷でお年玉をもらったら、かるた取りをして遊びます。
外では羽根つき、男性陣はベーゴマで盛り上がり、部屋に入るとみんなで福笑い。
書初め、すごろく、かんぽっくり、凧あげなど他にもたくさんの遊びが登場します。
みなこちゃんが自分の家へ帰り学校へ行くと、お友達もそれぞれおもちゃを見せ合いっこ。
竹とんぼやおはじきなど、懐かしのおもちゃが並びます。
お正月に限らない昔ながらの遊びがぎゅっと詰まった1冊、実際に子供たちが遊ぶ姿から遊び方や楽しさを感じられる絵本です。
感想
1995年に出版されたこの絵本は、『つくばシリーズ わくわくせいかつか』の中の1冊。
全12冊あり今回読んだのはお正月がテーマの作品です。
大掃除や年越しそばなどお正月前のイベントからイラストが描かれていますが、お正月からは遊びの様子がイラストになっておりおせちやお年玉などは文章で出てくるだけです。
その代わり、遊びの種類が豊富。
見開き2ページをフルに使って1つの遊びが描かれているので、かるたの躍動感や、羽根つきをする子供たちと縁側で墨を持って笑っているお母さんたちなどの様子をきちんと見ることができました。
お正月絵本もたくさん読みましたがベーゴマ、竹とんぼ、かんぽっくりまで出てくるものは初めてでそういえばこんな遊びもあったなぁと懐かしくなりました。
かんぽっくりは見たことがあるだけで名前まで知らなかったので、この絵本で私も勉強できました。
今年娘とは福笑い、凧あげ、すごろく、かるたを楽しんだので娘も知っているものがたくさん出てきて興味津々。
子供たちの楽しそうな様子、小学生がみんなで昔遊びをする姿、昔は当たり前に見られたものが今は貴重なのでこうして絵本で読むことができるととても嬉しいです。
この絵本、Amazonでも新品取り扱いがないので手に入らなそうでしたらぜひ図書館でも探してみてくださいね。