2020年4月に発売されるや否や、一気に有名になった『パンどろぼう』。
図書館でも予約100件以上待ちの大人気作です。
なぜそんなに人気があるのか?
子供だけでなく、パパの感想も併せてご紹介します。
パンどろぼう
カタカナ | あり(ルビなし) |
---|---|
漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784041090602
どんな本?
「第1回TSUTAYAえほん大賞」、「第11回リブロ絵本大賞」をW受賞。
「50年後も語り継ぎたい作品」と呼ばれる名作が生まれました。
主人公は食パン…と思いきや、なんだか秘密がありそう。
パンが大好きで世界中のパン屋からパンを盗んでいるどろぼうです。
今日のターゲットは、『せかいいちおいしい』と看板を掲げる森のパン屋。
お目当てのパンを盗んで家に帰ります。
お待ちかねのパン、スリスリと愛でてから大きな口で食べますが…
!?!?!?
思いもよらない展開に。
そして怒ったパンどろぼうはパン屋さんへ乗り込みます。
ポーズ、表情、ついつい笑っちゃうキャラクターの魅力。
パンへの愛が止まらない1冊です。
感想
パンどろぼう、本当に人気ですよね。
100件以上予約待ちという図書館も多数、子供だけでなく大人にも人気です。
作者の柴田さんはインタビューで「憎めないキャラにしたいけど、どろぼうは悪いことなのでそれがきちんと子供たちに伝わるようにしたい」とおっしゃっていましたが、その通りパンどろぼうはパン屋のおじさんに注意を受けます。
このパン屋のおじさんが、「怒る」ではなくしっかり目を見て「注意する」なんですよね。
そしてそのあとに新たな提案をするところも素敵。
普段つい大きな声で怒ってしまうので、こんな風に子供と関わりたいと思いました。
この作品、娘はもちろんのことペラペラめくっていたパパまで「この絵本は面白いね。」と絶賛。
独特の「間」があり、大人にウケるシュールさも魅力です。
子供にウケるポイントは、やはりパンどろぼうの表情や行動。
表現豊かなキャラクターは子供にわかりやすく、保育園や幼稚園でも大人気というのがわかります。
パンをかじったあとのあの表情は忘れられません。
娘は、パン売り場に隠れたパンどろぼうを見つけては笑っています。
笑うだけでなく、やってはいけないこと、頑張る姿などたくさんのことを学べる絵本だと思います。