いよいよ夏休み!
今年(2021年)はおうち時間が増えることもあり、子供の夏休み気分を盛り上げるための絵本をたくさん揃えました。
今回は、その中でもオトマトペ(擬音)が楽しい1冊をご紹介します。
赤ちゃんもリラックスした気分になれそうな、夏絵本です。
なつはひるね
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 34ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |
ISBNコード:9784577042885
どんな本?
ザザーン サラサラサラ…
ザザーン サラサラサラ…
海。
寄せては返す波の音、砂浜の音…
男の子と犬が1匹、誰もいないビーチで遊んでいます。
トプトプトプ… ザバッ ザバッ
海で泳いだり
ザーッ!
突然のゲリラ豪雨にあったり
絵本の文章の、ほとんどがオノマトペ。
音だけでも夏の海が思い浮かぶような、心地よいリズムが魅力の作品です。
全国学校図書館協議会選定図書にも選ばれた、夏の絵本。
ビーチで1人、ゆったり砂浜に寝転んで穏やかな夏を感じたい方におすすめの1冊です。
感想
表紙からゆったりした雰囲気が伝わる絵本。
「なつはひるね」のタイトル通り、読んでいるとのんびりと砂浜に寝転んでいるような気分になりました。
小さなお子様でも楽しみやすい、オノマトペがたくさんある作品です。
私が1番好きなのは、突然のスコールのあとの浜辺。
ピタ、ポタン…
たったこれだけで、雨が止み、枝から水滴が落ちてくる情景が浮かびます。
この音の楽しさに、村上さんの柔らかいイラストが合わさって益々イメージが浮かびます。
幼稚園の娘も、私が読む「ザザーン サラサラサラ…」を聞きながらウトウト…。
波の音って、心地よいですよね。
読み聞かせというより、音で楽しむ絵本だと思いました。
どんな情景を思い浮かべるか、何の音か、子供たちの想像力を豊かにしたい方におすすめです。