子供が大好きなしかけ絵本。
飛び出したり、めくったり、様々なタイプを読んできましたが今回ご紹介する絵本は一味違います。
大人も子供も夢中になっちゃうおもしろしかけ絵本。
どんなおやつができるかな?
きょうのおやつは
カタカナ | あり(ルビなし) |
---|---|
漢字 | なし |
ページ数 | 19ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 0歳 |
ISBNコード:9784834081237
どんな本?
くろねこが顔をのぞかせるキッチン、表紙をめくると、おやつのしたくが始まります。
まず卵を割って…
小麦粉、お砂糖、牛乳入れて…
泡だて器で混ぜます、とぷとぷ しゃととと…
熱いフライパンにじゅっ!
いよいよ焼きはじめ。
一体何ができるのかな?
これだけ見るとただの絵本ですが、この絵本にはすごい秘密が。
実は、縦にめくる構成で上ページが全面鏡面になっているのです。
下ページはイラストが半分だけ描かれており、上ページを90度まで持ち上げると、下の絵が鏡に映って画面がブワッと広がります。
一見すると上下で分かれている絵が、鏡面ページをつかうことで映った下ページが向こう側にイラストの繋がりを作り出します。
出版社公式サイトでページを持ち上げた写真が載っているのでぜひご覧ください。
初めて見るしかけに、赤ちゃんから大人まで興味津々で楽しめる絵本。
可愛いくろねことおやつを作るお話もほっこりと楽しめますよ。
感想
テレビでも紹介され、気になっていた絵本。
わが家の1歳児、4歳児は2人とも夢中になってページを持ち上げて楽しんでいます。
4歳娘は、鏡のようにページを持ち上げるとあちら側にも下の絵が映るという仕組みを理解しているので、角度があきすぎるとうまく映らなかったりという微調整を工夫しながら楽しんでいました。
1歳息子は、私が持ち上げて鏡に映して見せますがそれよりも鏡面ページに映る自分の方が気になって「鏡を使うと半分が全部見えてくる」というしかけに気付いているかどうかわかりません。
とにかく僕を映して!鏡に映る僕を見せて!と大興奮しているのでそのまま楽しんでもらっています。
知育やお受験で「半分を鏡に映すと、全体像はどうなるか」ということを考える機会もありますがこの絵本はまさにそれが体感できます。
勉強感なく自然に身に着く内容なので、気軽に手に取れるように1冊置いておくのに良い絵本だと思いました。
しっかりしたボードブックなので赤ちゃんから安心して使えますよ。