ハロウィンが終わると、一気に街もクリスマスモード。
子供たちの大好きな季節がやってきます。
クリスマスまで毎日ワクワクできるように、おうちで楽しめるクリスマス絵本をたくさん揃えました。
今回は、全編刺繍で描かれた珍しいクリスマス絵本をご紹介します。
100こめのクリスマス・ケーキ
100こめのクリスマス・ケーキ―クリスマス・イブのおはなし2
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784834013368
どんな本?
クリスマスイブの朝。
ケーキ屋さんは大忙しでケーキ作りを始めます。
クリームを塗って、いちごを乗せて…
今日は、100個もケーキを作らないといけません。
せっせと作った99個のケーキ。
そして最後の1つは、大きな大きな特別ケーキ。
ケーキ屋さんは毎年ねこのクロとクリスマスを祝うためにとびきり大きなケーキを自分たちのために作るのです。
全部のケーキを冷蔵庫に入れて、お店をオープン。
あっという間にケーキは売り切れ。
すると、最後に小さな女の子がケーキを買いに来ました。
売り切れのケーキを見て泣き出してしまう女の子、このあとどうなるのでしょうか。
この絵本は、表紙だけでなく全編イラストが刺繍で描かれています。
ケーキ屋さんや女の子は輪郭だけですが、表情まで見えるような丁寧な刺繍。
しっかり99個刺繍されたケーキ、よく見ると1つ1つ違うのでコピーではないことがわかります。
糸で描かれた温かみは、長尾さんの絵本ならでは。
優しいお話と雰囲気をぜひ感じてみてくださいね。
感想
長尾玲子さんは他にも多数絵本を出版されていて、他の作品も娘と読んでいます。
こちらは福音館書店から出ている『クリスマス・イブのおはなしセット』のうちの1冊。
長尾さんが描くクリスマスのお話が3冊まとまったセットです。
実際にケーキが99個(次のページに100個目も載っています)出てくるので、娘と数を数える練習ができました。
お話はおそらく皆様のご想像通りの展開なのですが、優しいケーキ屋さんにはこのあととても嬉しいことが起こります。
優しさの連鎖が見られるクリスマスのお話。
刺繍の優しい雰囲気が、絵本にぴったりマッチして心が温かくなりました。
サンタやトナカイではなく、より身近なケーキでクリスマスを感じるのもおすすめですよ。